2014年11月30日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2015年1月号

『まんがタイムオリジナル』2015年1月号、先日の続きです。

『あまかす*あくとれす』、甘糟の所属する劇団の公演。チケットの売れ行きは死活問題である。いや、実際みんなノルマ課されて、それもそうそう売れるもんではなく、結局のところ持ち出しで終わる。そんな話ばかり聞きます。しかしこの劇団、グラビアアイドルがいるからなんとかなってる。いやほんと、前売り完売とかすごいな。けど、それでも万々歳ではないというのがつらいですよね。これからがさらに面白かったです。頼みのグラビアアイドルは全然台詞が覚えられないからというのでプレスコ、事前に台詞を全部録音しておかないといけない。そうまでしてでも舞台にあげる必要があるってんですね。こうした事情、実際の劇団にも、たとえ性質は違えどもあったりするんだろうなあ。自分の知ってるケースだと、オペラの舞台に歌手でもなんでもない芸能人をあげたりしてたなあ。端役ではあるんだけど、いやほんと、あらいかんと思ったよ。そして舞台本番。甘糟が変な風に役に入ってしまって、アドリブでヘビメタオペラをやることになる。この結果オーライ感。そして甘糟の失敗。ほんと、楽しかったです。

『あかるい夫婦計画』、チョウを狙うカマキリを見付けると、ついつい見ちゃうふたり。ノーヘルの原付を待ち構えている取り締まりもついつい見ちゃうのか。ジャマかなとかいってる、そのわかってやってるところが面白かった。それでも見ずにはおられんのだろうなあ。ちょっと気持ちはわかります。そして先輩後輩OLですよ。ああ、38歳おひとり様の温泉旅行。ジャージでダラダラ、ビール飲んでゲームとか、うう、いいなあ、とても素敵だと思います。しかしこうして息抜き毒抜きしながらも、日々の暮らしにストレスがたまっていく。いろいろ大変なのだなあ。あのビーズキットとかね、いやあ、自分だったもっとストレスたまりそう、だってチマチマした作業でしょう? けど、こういう趣味で気持ちを切り替えるの、この人の、頑張って生きてるんだよ! っていう姿ですよね。うん、やっぱりよかったですよ。

『ぎんぶら』は変化中の星、ターニングが舞台。変化中だからターニング? もしかして、健康志向で有名ということは、タニタにかけたりもしてるのかな? ともあれ、この星の健康を求める理由とか実にいい。基本的にみんな駄目なんですね。早寝早起きしたら健康的ってわかってても、ついつい夜更ししてしまうし、食べ物もジャンクなものっておいしいし。ああ、わかる。運動もダルいよね。うん、すごくよくわかる。しかしそれで対策しようとして、日常簡単にカロリー等がわかるようにして、体脂肪もわかるようにして、それが見事にストレスになるとか、副市長さん、泣くほど!? 責められてる気持ちになるんだろうなあ。しかし駄目押しは、健康管理をゲームでする、ですね。ダンスしたりヨガのポーズさせるゲーム。そういう地球の方はさぞ続いたのでしょうね? いやあ、いかしました。この迫力。最高でした。うん、続いてない人の方がきっと多いだろうと思います。

『どす恋!りきしー女』、ヒロイン加奈子の妄想がいかしてましたよ。マネージャーの大野くんが、犬がいいなあ、そんなこといったら、もしも私が犬だったらなんて考える。いやいや、考えるか!? それで照れてテッポウ。もし私が猫だったら。それが四股に反映される。加奈子の乙女っぷり、実際この子、可愛く描かれていましてね、ぽっちゃり系女子の時代がきたのかい? そんな風に思わされるところがありましたよ。しかしこの加奈子さん、カレーは飲み物なんですね。よく噛まないと体に悪いですよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第34巻第1号(2015年1月号)

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