『まんがタイムジャンボ』2014年12月号、発売されました。今月の表紙は警察官でありますよ。『レーカン!』天海さんが警察の制服を着て、秋のスマイル運動強化中! なのだそうです。手のりの猫が帽子にネクタイ、こにくたらしいこいつだけど、それでも可愛く仕上がっておりますよ。そして『けいさつのおにーさん』のカットも。この関係での警察テーマなのでしょうね。
『ナデシコ!』、おかしいですね。門倉製菓のお客様相談室。お菓子がおかしい、とのクレームを受けて、ダジャレですネー! 思いっきり受けて吹き出して、まあイチカさんが怒るのもわかります。けど、ダジャレではないって必死に否定とか、なんかおかしいなあ。お客様相談室、決して簡単な仕事じゃない。それを受けての後日のエピソード、クッキー爺さんなる常連さんを押し付けあうイチカとナオコがおかしくって、ずるいよイチカさんって! ほんと、ナイス反応です。けど、それでエミがやたら好評っていうあの展開。実際、こういうお客さんは少なくないらしいからなあ。どうも苦にしてないみたいなエミの様子、実によかったです。
『ヒゲとセーラー』、初の喧嘩で呼び出しですよ。私服でいって、不審者扱いされるヒゲ。基本ですね。そして初と市井、なんと初ちゃんもズタボロなんじゃないか。手をあげたのか市井! 見損なったぞ! 馬乗りでボコる、それを全部受けてこそじゃないか。市井の母ちゃん、印象悪いですよね。まるで両親がいないからみたいにいう。加えて市井が酷いこといったというの、まずもって信じようとしない。けど、ほんと、このエピソード、これまで内心を語らなかった初が、その胸のうち、はっきり言葉にして、ほんと、いい子であります。叔父さんとの関係、しっかりしたものになってるんですね。
『タヒチガール』、オリタヒチを知ろうと、天王寺リゾートの娘林檎が皆を招待して、そのダンスを見せてくれたんですね。彼女らの踊りと自分たちの踊り、なにが違うのか。まだ初心者で技術が劣るのはしかたがない。それ以前の問題として、チームワークがないっていうんですね。林檎、それを指摘するのにテレテレで、ほんとなかなか素直になれない子です。さて、皆が愛称で呼びあっている、それに気付いた林檎の動揺がナイスでした。ほんと、あのページ、コマをしっかりとっての、ゆったりとした時間、そしてマイの気遣い、歩み寄る、その距離感の表現、だんだんに近付いて、そして思いやっているという、その心情もよく表現されていて、ほんと、なかなか素直になれないリンの、けど嬉しい気持ちのちゃんとわかる展開、実によかったです。そしてマイ、ついに、ついに笑う!? そう思ったら、ああーっ! まだまだ先になりそうですね。
『でっかいんちょ』、いいですね。大雑把なクラス委員長、大菊育。明るくほがらか、鷹揚で、みんなのために懸命に頑張ってくれている。ほんと、いい子だなあ。そんな彼女が、女子とぎゅっと抱き合っている! 素晴しい! 体操服姿の育、おお、かっこいいなあ。けど、どんくさいのか。見た目には、スポーツどんとこい! みたいな感じなのになあ。纏がいいですよね。頼まれすぎる育を守ってくれる。そんでもって、ちょっとからかったりして、いい友達だと思います。ちょっと酷いこといった相見に、きちんと抗議して、そして実はちょっと傷ついてた育をなぐさめてくれる。ええ、いい友達だと思います。こういうの、いいですよね。
- 『まんがタイムジャンボ』第20巻第12号(2014年12月号)
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