『まんがタイムきららMAX』2015年1月号、昨日の続きです。
『こみっくがーるず』、TL漫画を描いている琉姫、締め切りが近くてとろーんとしてる。寝てないっていうんですね。そしたらなんだかいろんな方面に色気が出まくってしまっていて、風紀を乱すな、なんていわれる程。どんだけなんだ。さて、琉姫のピンチにみんなが駆けつけて手伝うっていうんですが、琉姫にとっては恥ずかしい。TLでもそれほどなのか。かおすに小夢が耐性なくって、そしたら琉姫がなおさら照れて、そうした状況に怒ってるのが翼。小夢がポーズのモデルなのか。けどこうしてバタバタしながらも、ちゃんと琉姫の仕事、皆が認めていて、それで皆がしっかり取り組む、その様、よかったですよ。それとですね、動物のかわいいぬり絵とか、ぬいぐるみ代理とか、そういう小ネタもよかったです。
『ハナイロ』は、茉乃花の自立ですね。商店街でお祭り、すごい人出に茉乃花がはぐれちゃって、さあ大変。この子、人見知りで内気で、はたしてどうなるのか、お巡りさんにも話し掛けられないレベルで、けど同じく迷子になっていた真澄、この子をなんとかしたい一心で勇気出して、大きな声を出して、頑張るんですね。駄目な子じゃないんだけど、世話したがりのうるみや、甘々な沙里、この子らのいろいろが茉乃花の幼さ? それを後押ししてたんじゃないかっていうのね。それでも、ふたりが茉乃花にかまうの、やっぱりこの関係、すぐには変わらないのがいいのかな、なんて思ってしまったりするのでした。
『うにうにうにうに』、サツキがフランスに帰ります。それはいいんだけど、サツキのユキに対する気持ちの過剰なる様、素晴しいですね。ユキは酷いことばっかりいうんだけど、サツキはなんでもかんでもポジティブに受け取って、なるほど、曲解。あきれてるうにがおかしかったです。そしてサツキの思い出語り。それもまた微妙に酷くて、ユキがサツキの夢を後押ししてくれた! と思ったら、おや、なんかちょっと違うよ? うに曰く、完全に河内家の人らしい。ときどきついていけなくなって、そして疲れる。いかすなあ、笑えるなあ。ほんと、こういうセンスがグッドです。
『みことの一手!』、山場であります。一回戦を勝ち抜いたみことたち。次に対戦するのは、予選で戦って、そして負けた相手、碁帝学園なんですね。相手の大将は、みことの強さを認めるも、その先に蛍を見ている。蛍のために研究してきた戦法、村正の妖刀を抜いてみせて、ああ、村正という定石があるんですね。それをみことは、蛍ならこう打つだろうと、受けてみせるんですね。文香、あっさりと負ける。葵、必死に抗うも負ける。既に2敗が決まって、ええ、みことたちはここで敗退なんですね。それでも真っ向から打ち合う大将戦、その姿は凛として美しく、そしてみこと、ついに自分の囲碁に向き合うんですね。ああ、みことのいう、自分の記譜を残す、自分の手を残すというその意味、文香と対戦者との会話にて語られていました。この対局の果てに、みことが辿り着く境地とはどういったものであるのか。目の離せぬ思いでありますよ。
『ホームメイドヒーローズ』、悪の教員組織シィドのリベンジマッチですよ。商店街の皆様ご無沙汰でした! って、なんか楽しげだなあ。さて、次々と繰り出される悪の悪辣なる悪行の数々! って、どことなく小粒で地味なのがなんともいえぬ味わいで、ああー、SNSで炎上とか嫌ですよね。損害賠償とかも困りますよね。ここで我らがヒーロー烈人ですよ。加藤の危機に駆け付けて、って、あれ? ただ戦ってみたかっただけなのか。しかし、ほんと、烈人、やってくれますよ。街の皆を守るために、敵の怪光線をその身で受けてみせるんですね。あの焦ってる菅部親子がおかしかったです。そして加藤の気持ち動いた? 黒崎さん穏やかじゃない? ほんと、なんだか恋の動きも活発になりそうな感じですよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第12巻第1号(2015年1月号)
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