『まんがタイム』2014年12月号、一昨日の続きです。
『鉄仮面のイブキさん』、伊吹さんがグギギ、ギギギと踊っています。ロボットダンス? と思いきや、なるほどチアをやるのか。相楽さんがバスケの助っ人を頼まれて、その応援。いや、めちゃくちゃ可愛いな。チアの衣装つけたところとか、もうめちゃくちゃ可愛いから。しかし、それでまさか喜多くんもチアに加わることになろうとは予想もしませんでした。ばっちりミニスカート。伊吹さんとふたりで特訓なんかしちゃったりして、ちきしょう、なんか楽しそうだな。加えてここに演劇部部長も参加することになって、って、この人もチアか! 伊吹さんファンに写真を撮ってないのかといわれる喜多くん、なにをやってたんだ、ってチアだよ! いや、もう、めちゃくちゃ面白かったです。
『ちょっと舞って!ふわこさん』、ふわこ、勝手に飛んでいかないよう、特訓してるんですね。ガニ股、大股開きで、すごい掛け声。その特訓の様子を、クラスの男子に見られちゃうんですね。鬼塚雷人。授業中、いつも寝てる。昼もひとりどこぞで寝てる。そんな彼にいろいろいわれちゃって、ふわこ、おかんむり。まあ、心配してくれてるっぽいんですけどね。ハラハラ見守ってるところからも、いい人のオーラ、うかがえますよね。飛ばない特訓と気付いて、ああ、それが鬼塚のテーマと重なるんですね。制御できてこそ自由になれる。それが前回の理科先輩の言葉でしたね。自由になるための特訓をしているのがふわこなら、自分の力で遠く旅に出たいと思っているのが鬼塚。手段は違うし、目指すものも違うんだけど、根っこにあるテーマは違ってなかったんですね。というわけで、鬼塚とふわこ、ちょっと接近して、はたしてこれからどうなる? いや、ほんと、ちょっといい感じでしてよ?
『はこいり良品』、今回はバーチャル古書店街なのだそうですよ。Webに古書店のバーチャルモールを作ってみたというんです。アバターを通して、コミュニケーションまでとれる。SNS要素もあるっていうんですね。書店の棚を写真にして、それが本選びのインターフェイスになっている。これ、現実には大変だろうなあ。けど、狭く深く、本のマニアを狙い撃とうというんですね。なるほど、確かに書棚のメタファはいいですよね。自分も好きですよ。さて、SNS要素ですよ。マキの出会ったタートルという少年。やたら詳しくて、踏み込んだ情報を提供してくれる。まさか、と思ったら、ああ、じーちゃん。いいなあ、この爺さん。もう、いつもいつも、最高です。本日かぎりのポイントとか、実際ありそうなサービスもあって、けど無条件に提供されるんじゃなくて、ちょっとゲームっぽく、情報もらって自分で見付ける。面白いですよ。実際、こういうSNSがあったら、読書家のコミュニティの受け皿になったりするのでしょうか。いい雰囲気が出ていたと思います。
『ノコひけ!工業娘。』、修学旅行の二日目であります。班で自由行動。扉での説明、ポップな感じで悪くないなあ。そして教員チェックポイントにずらりと並んでみせたI科2班のかっこいいこと。って、変装してI科3班を偽装するのか。相川がやたら真面目くさくなっててナイス。でもって、プリティー! プリティー! 君、どこのハリウッド女優やねん。最高だなプリティー。奈良といえば大仏殿。柱くぐりの穴。あれ、大人はきついんじゃないかなあ。チコでも駄目なのか。チコで駄目なら、みんな無理なんじゃないか? 多分、杉口先生くらいしか通れないと思うんですよ。相川の信用なさ。相川とはまた違った植原桜の危険さ。しびれますね。そして、やっぱりプリティーがいかす。トイレに入ってメイク落としたら、もう誰にも気付かれない。てっきり皆から脱走したと勘違いされてて、いや、夜、布団の中でちゃんとお菓子もらってるし、写真にも写り込んでるし、って、それでも気付いてもらえないのか! すげえ! いや、ほんと、この修学旅行回、めちゃくちゃ面白かったです。今回はプリティーに全部もっていかれましたね。
- 『まんがタイム』第34巻第12号(2014年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿