『まんがタイムきららフォワード』2012年5月号、発売されました。表紙は『夢喰いメリー』。桜の花びら舞い散るその下、元気に両手を広げて楽しそうなメリーと歌っているソナー、夢捜歌クリオネです。いや、しかし、クリオネの衣装って、何度見ても強烈だよなあ。なんて思わされて、あ、これ、脇は布あるんだ。って、そんなことばっかり気にしてちゃいけません。しかし、クリオネは、本編では暗い顔ばかりだから、表紙ではしあわせであって欲しい。あの歌が、彼女にとって安らげる、そんな歌であればいいなあ。
『魔法少女かずみ☆マギカ』、すごいことになってますね。かずみを狙う里美。ついにかずみが倒れたかと思ったら、またも復活。ほんとどうなるんだろうかと思ったら、なんと今度は里美が魔女化するというのか……。しかし、本当に難しいことになってますね。失われたミチルを取り戻そうとして作られたのがかずみ。けれどかずみはミチルではなく、かずみという自我、意識を持っていて、それでかずみを殺す、殺さないでプレイアデスが分裂? いや、もう、見せつけられます。これは本当に、翻弄されるようにして読んでいますよ。
『夢喰いメリー』、夢捜歌クリオネ登場ですよ。いよいよ戦闘かと思いきや、門番メリーを確認して、助けを求めるっていうんですね。ずっと捜していた、助けを求めていた。その理由が語られて、ああ、なるほどそうなのか。エルクレスの器はタカだった。妹の瑞貴が怪しい、そう思ったこともあったのですが、そうか瑞貴は読者の目をタカからそらせるための役割ではなく、彼女も実際巻き込まれていた、そういうことだったんか。いや、しかし、実に絶望的。病室のシーン。瑞貴の奇跡的な回復、それを喜ぶタカのあの笑顔。それ見せられると、もう本当にユメもキボーもない、そんな気持ちにさせられて、ああ、日記とか! しかし今回は、クリオネの語る絶望的な話に対し、メリーはほんと面白キャラに徹してて、ああ明るいメリーがいてくれてよかった。なんて思いましたよ。
『となりの柏木さん』は、ついに清花サイドでありますね。和樹、清花に告白。それで、1ヶ月だけお試しで付き合ってやる。私のことをよく知って、和樹が嫌いにならなくて、そして自分が和樹のこと好きになるなら、正式に。お試しとはいえ、付き合えるとなってちょっとハイテンションな和樹が可愛いですよ。もっとそつない男だと思ってたのに、待ち時間の件、自分からゲームしてたからとかいって自爆するなんて、ええーっ! 超意外! 照れ隠しなのか? それとも清花が気を使わないようにわざといったのか? いや、でも、感情をストレートに表す彼、すごくいいなって思います。そうか、こんな人だったんだ。
『Zwart Closet』は、なるほど舞台となるこの世界の説明、それがなされて、なるほど、過去に名を成した人間の魂を人形に組み込んで、それをリビングデッドとして使役する? 既に活動していたのがソロモン ゲオルグ・ファウスト、ヘルメス シモ・ハユハ、フローレンス・ファー アレイスター・クロウリー S・L・マクレガー・メイザーズ。この3人に加えて、ついに動き出したというのがジェリ・ノットランド ジャンヌ・ダルク ジャック・ザ・リッパー。って、一体に複数人が使われてるから、やたら長くって仕方ないなあ。なので、便宜上なのか、一番頭にある名前をもって呼んでいるみたいですね。ソロモン、ヘルメス、フローレンス・ファー。そしてヒロイン、ノエル・ウォーカーは、魂を見ることができる、そしてそれを扱うことができる。ネクロマンサー。ということのようです。死神とガーゴイル、それらを使役した敵対組織があるっぽい? まだ全部がわかったわかではないけれど、とりあえず前提となるものは紹介されたように思います。
- 『まんがタイムきららフォワード』第6巻第5号(2012年5月号)
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