2012年3月30日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2012年5月号

『まんがタイムオリジナル』2012年5月号、先日の続きです。

『脳内フェスタ』は、ありそうなネタの合間に、ありそうでなさそうな、けどなさそうでありそうな、そういうのを差し挟んでくるのがすごくいいなって思いますよ。内緒でチワワ飼うとか、正直意味がよくからん! なんだけど、妙に面白くて、きっとその発想がいいんだろうなあ。「しつけ IN スーパー」はなるほど。そして「ベリーショート」のがっかり感、これはよくわかる。面白いですよ。しかし、あんまりトリッキーじゃなく、けどしっかり心のどこかに引っ掛りを残すみたいな、その塩梅がうまいです。

『かめアシ!』、ゲストです。野球選手からカメラマンのアシスタントに転身した青年、松田晴次郎の話。クールな先輩万屋邑花のアシスタントとなって、いろいろしつけられると思いきや、先輩の落とした写真でもって、思わぬ秘密に巻き込まれる。先輩の可愛いもの好き、フリフリフワフワな女の子が好きすぎて挙動不審になるからと、電柱の格好させた松田に隠れて写真を撮るっていうんですね。おかしな話、おかしな人たち。ちょっと面白そう。松田の前歴がいいなあって思ってるんですよ。

『トイレノウスさま!』、ゲストです。稲沢台中学2年の女の子ふたり、須磨透桜子、高階凛々のふたりが、まず第一のヒロインたち。社会見学で訪れた展覧会、龍在寺の寺宝を見てまわって、やたら感銘うけてる透桜子がいい感じ。そんな彼女らが出会ったのが大学生亜紀。寺ガール。33年に一度しか公開されない仏様、烏枢沙摩明王をなんとかして見たい。けど授業なかなか終わらず、特別拝観ぎりぎり間に合わず、ああ残念と思ったところへ救いの神。先輩がこの寺の息子だっていうんですね。かくして彼女、寺内にはいり、秘仏を見んと潜入。そうしたらトイレで何者かにつかまってしまった。ああ、これが烏枢沙摩明王っていうのですか。トイレにいるうすさまみょうおう、ってわけか。いまいち意味わからん話だけど、次回を読めばすっきりするかな? 全体に独特のノリが感じられて、こういうのは悪くないかもー。みたいに思っています。独特よね。導入が唐突だったり。

新人ギャグまんが展はDJものです。シンプルな絵柄、ちょっとDJというものを紹介するようなところもあって、それで基本はコメディタッチ。これ、結構いいと思います。ちょっと引っ掛りが少なく、するっと流れていく、そんな感じもするけど、チヨちゃん夜逃げかい? みたいなのはいいなって思いますよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第31巻第5号(2012年5月号)

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