2012年3月2日金曜日

『まんがホーム』2012年4月号

『まんがホーム』2012年4月号、発売されました。表紙のテーマはサクラ咲くなのですね。舞い散る花びらをうける『らいか・デイズ』らいか。『天国のススメ!』のカットも同様でありますね。『はっち・ぽっち』は、お花見の席、酔ってハチにネクタイを巻くポチ子であります。なんだろう、すごく楽しい。雑誌右肩には3月7日発売のコミックスを告知するカットがございます。

『孔明のヨメ。』、いい感じですね。月英さん、里帰り。そうしたら、怖ろしい叔母がきてしまったっていうんですね。劉表の妻。ううむ、劉表、聞き覚えあるが、どんな人か思い出せぬ。しかし、今回はこの叔母のおかげで、孔明の月英に対する気持ちがばばーんと表に出て、そして月英の孔明に対する気持ちも改めてといった感じでしょうか。いえね、このところふさいでた月英、彼女の不安がやわらいで、ふたりの距離、ぐっと近付いて、気持ちも通じあった、そんな回でした。いい夫婦だと思います。ともに助けあい、認めあってる、そんなふたりの関係は見事に素敵だなって思うのですね。

『東京!』はムサコ、花粉症。って、後半でゴホゴホやってるの、風邪じゃないのか? って、あれは新宿先生のあまりのわかってなさにむせたのか。さてさて、六本木先生、なんという乙女ぶりか。ムサコにさえばれてる気持ち。当の本人は気付いてなくって、それでいろいろへこまされて、でも、そんなでも彼女、いや、彼というべきなのか? 新宿先生のことが好きなのか。ドMかどうかはわからんけど、恋する乙女よのう。いじらしくて健気でいい感じ。そしてムサコのたまに対する発言。いや、もう、えらい飛躍だけど、このたまの困ってる友達を助けたいという、この気持ちがいいですよね。

『あやのさんのお墨つき』、なるほど、結果が出ているのか。習字をはじめて、ちょっとうまくなった主人公。けど、本当に上手な字を見れば自分の未熟がよくわかる。なるほど、この織風という人の書、なるほど、これあやのさんか。書道教室は、やっぱりなんだかバタバタしてて、勝訴とかちょっと笑っちゃうんだけど、先生がお手本書くと皆が注目せずにはおられない。あやのさんが表舞台から姿を消したのはなぜか? わからないことはいっぱいで、それら、今後明らかにされていくのだろう。で、滝村は書道にちゃんと取り組むと決めて、ええ、続いて欲しい。先を読みたい。そう思います。

『エール!』、大変いいと思います。スポットライト当たるえいる。あの応援は、あまりに一生懸命すぎて我を忘れてのものだったって感じですよね。思い出したら恥ずかしい。けど、友人が、大事な人が苦境にあったら、応援せずにはおられない。鐘田豪、アイドルでサッカー部員の彼、心ない言葉に傷ついて、落ち込んでしまった彼、部屋に引き込もって、どうにかはげましたい、応援したい、その気持ちがエールになるっていうんですね。爆発力とでもいいましょうか、それが感じられるのがとてもいい。なにがなんでも元気付けたいんだ、その気持ちの強さ、まっすぐさが気持ちいいんでしょうね。

『天国のススメ!』は、またどうしようもない人形が出てきたなあ。呪いの雛人形、お内裏様が持ち込まれて、いやもう、なんだ、とんでもないお人だな、って人形か。結婚できるなら誰でもいいとか、めちゃくちゃいいやがる彼ですが、その本心はいじらしい。十子も思わず同情、太一もそうですよね。で、同じようなタイミングで十子の寺にお雛様が持ち込まれてて、これがもう似た者同士というやつで、その再会の情景、素直にいい話にならないのがよろしいなあ。十子のみならずおばあちゃんも白い目。いかします。そして、太一にあらためて気持ちを告げる十子、あれいいですよね。ほんと、この人の気持ちの素直さ、これには心打たれます。

  • 『まんがホーム』第26巻第4号(2012年4月号)

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