『まんがタイムスペシャル』2012年5月号、発売されました。表紙は、おお、これは珍しいかも。イースター、復活祭ですね。イースターのうさぎに、イースターエッグ。おお、マキの髪飾りもうさぎです。他には、今号で最終回を迎える『ベツ×バラ』、原田とたまちゃんふたりのカットと、そして『まんがタイム』系列誌をジャックしてまわっている『そよ風そよさん』のカットもございます。
『恋愛ラボ』は、ついに生徒会交流会。あだ名がルンバとか、もうこのセンス、たまりませんね。そしてエノが王子と再会。ヤンのツンデレ疑惑。って、ああ、ようやくですよ。マキの本気が期待される。これはわくわくさせられます。
『カブルモン』は、なるほど和葉の友達もカブルモンに入っていくってことみたいですね。服飾に興味があるっていうおしゃれっ子竹内は、今回こそはファッション部といってますが、いずれ合流しそうだなあ。で、今回は一二見、クールなこの子がカブルモンの部室に見学にいくことになりました。で、ふたりで日曜、蜂須賀先輩も参加するかぶりもの、エヴェレッタショーを見にいくことになるんですね。なるほど、面白い。急遽、手下役で参加することになった和葉。子供をさらってステージに連れてくる役っていうんですが、それさえもままならぬ、なるほどなあ、これは一二見がステージに引っ張り出されるって展開だろう。というところで次回に続いて、ほんと、一二見、舞台に立つんだろうか。楽しみですよ。
『えすぴー都見参!』は、おお、直人様、決断なさいました。海外留学をする。大蔵グループの後ろ盾はいらない。この家とも縁を切って、それこそ籍を抜くまでというんですね。メイドの皆とも、そしてもちろんSPの皆とも離れることになって、ああ、都はどうなるのだろう。ちょっとした正念場? SPとしての都を卒業して、ただの一人の都になって直人に向かい合う? そんな展開になるのかしら。
『どろんきゅー』、素晴しいですね。アキちゃん家にまねかれた佐倉さん。って、その前にちょっと待ってくれ。あの本は怖い、怖い、めちゃくちゃ怖い。で、アキちゃんのアパートで出会った女性。アキちゃん、変わりもの、怖いもの知らず、っていうんですが、なるほどなあ、これ実感なさってたってわけですか。ほんと、怖いもの知らずのアキちゃん、おどろおどろしく、そして面白いですよ。いや、ほんと、これはすごい。しびれます。
『スーパーメイドちるみさん』、おおう、ちづる部長が大変なことに。くそう、吉田さまを恨みまする。
『踊る!アントワネットさま』は、まさに歴史ものといった味わい。マリー・アントワネットの輿入れから描いて、証書にしみが、なんと不吉な、そうしたことも描こうというのですね。お優しい王太子さまとの思い出、そして暮らし。それが描かれながらも、どこか寂しさが感じられるのはどうしたものでしょう。そして最後のマリーのモノローグ。ああ、切ない。この漫画はそうした歴史の動乱にも飛び込んでいこうというのか。ああ、マリーが健気なだけに、胸がしめつけられるようです。
『趣味じゃない園芸』は、南方さんのカップルに対する印象、これがひどいなあ。というか、後半は自分のデートの失敗じゃないですか。じゃないですか……。しかし、植物園、オンシーズンに突入して、まずは自らお花見したいっていう蘭。結局ひとり花見かと思われたところが、皆、なんのかんのいって付き合いいいよなあ。くるい咲きの桜、その真相も素敵でした。
そしてエッセー企画「新人時代の失敗談」であります。参加者は駒倉葛尾、まつもと剛志、にしうら染、吉村佳、コンノトヒロ、板倉梓の6名です。漫画家としての失敗談があれば、社会人時代といったらいいのか、いやそういうと、まるで漫画家という職業は社会人に含まれないみたいですが、いやもうもちろんそんなわけありません。ともあれ、白紙FAX、あれはやったことないけど、白紙コピーはありますね。あれ、うっかりやっちゃいますよね。そういう時、私はこっそりなかったことにしちゃいます。しかし、仕事の失敗など並ぶ中、にしうらさんのがすごい。これ、失敗といえば失敗かも知れないけど、事故だよなあ。小指骨折って、これは辛そうです。張り切ってしまわれたんだろうなあ。そう思うんですね。他の方のもありそう、ああやるよね、そういうのいっぱいで、共感しつつ、なるほど子供の写真見せられた時には娘ですね。肝に命じました。
- 『まんがタイムスペシャル』第21巻第5号(2012年5月号)
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