『まんがタイムジャンボ』2012年4月号、昨日の続きです。
『桜乃さん迷走中!』。桜乃さんは、もう本当にどうしようもないなあ。お客さんについうっかり本音が出ちゃうとかいってる、うん、実際アウトドア用品店に勤めてるものの、アウトドアが趣味ってわけじゃないんだものなあ。しゃあないよなあ。というわけにはいかないので店長に相談するというのは、なかなかちゃんとしてる。うん、私のちゃんとしてるという基準はとことん低いのかも知れません。桜乃さんのいうことはよくわかる私です。大江さんも似たもの同士といわれたのが悔しかったのか、これを機会に写真をはじめて、うん、写真を撮りたいその気分、それもちょっとわかります。結局、カメラを持ってのお出かけなどなど、それはすごく楽しそうで、有意義な休日となったわけですけど、当初の目標は達成できてないのがいいですね。店長にしたらたまったものじゃないでしょうけど、桜乃さんの素直なところ見えて、嫌いになれないです。
『冥土のメイドちゃん』、新人道場掲載作です。メイド喫茶、お客さんを元気よく迎えるものの、お客さんに相手にしてもらえない彼女は幽霊だっていうんですね。メイドさんと記念撮影というので割り込んでみれば心霊写真に、やっとこさ気付いてくれる人があらわれたと思ったら、そいつも幽霊で。幽霊なのに幽霊が怖い、人気アニメ(ラノベっていうべきかな)のパロディがあったり、いろいろと楽しませようという工夫は感じられます。最後の、自分の仕事をはたせて嬉しいのか、ツンデレなのか、あのへんの描写、よかったと思います。自分の本分を果たせた、それはやっぱり喜びだよなって思ったんですね。
『はなな大増刷!!』、進級したんですね。はななたちも三年生。先輩たちも卒業していって、それで新入部員を勧誘しよう。なるほど、二年生がいないんですね。確かに、ずっとこの三人だけの部活みたいな気でいましたけど、そういうわけじゃなかったんですね。というわけで、オタムラ作はなな挿絵の小説本と部誌をもって、新入部員を募ろうっていうんですね。しかし、先生の自腹力、これにはまいりました。そうかあ、部費じゃまかなえないんだ。お金とってどうこうしようってわけじゃないから、完全に持ち出しなんですね。そして入部希望者桜井ほのか。次回から、またちょっと面白くなりそうですね。
『天文むすめ』、最終回でした。発見した彗星に名前をつけようとして、レティという名前が思い出されるすばるたち。けれど、これ、誰だろう。わからないけど、なにか胸に思うところがある。それでいろいろ、ヒューマンミューティレーションじゃないか、なにかインプラントされたんじゃないか、逆光催眠で思い出そう、あやしげなこといったりしてるんですが、その半月後、レティちゃん、帰ってくるんですね。頭と手に包帯を巻いて、痛々しい姿。けれど、この子、ちゃんと生きていたんだ。彼女は再び天文部へ。けれど記憶は取り戻されることなく、それでもちゃんと、以前がそうだったように、一緒に星を見上げて、親しそうにして、ええ、友達になってるんですね。思い出すんだと思ってた。けど、その展開はなくって、けれどそれがために、何度出会ってもちゃんと友達になれるんだ、そうしたことが伝わったように思います。好きな漫画でした。すばるや織姫、レティも、きららも、皆好きでした。
『輝け☆星の川高校自由形』、こちらも最終回でした。ええーっ、そうだったんか。意外、というか、気付いてませんでした。予告されてたっけかなあ……。風呂場で溺れた翼。乙女に助けてもらって、それで泳ぎの特訓。いろいろ勘違いしたり、勘違いされたり。けど、その勘違いがあって、双葉と雷音もつきあうことになり、それで乙女と翼もそうなのかな。どうもそんな雰囲気ありますよね。菊池乙女が、変わった子ながらも、ほがらかでちょっと健気で好きでした。だから、翼が前向きになって、双葉双葉というのをやめて、乙女の方を向いてくれた、これは嬉しいことだな。私にはそう思えてしかたなかったんですね。少しずつ変わっていく彼らの毎日。その変化に、頑張った、頑張りたいと思う気持ちが報われたと感じられたところ、とてもよかったです。
- 『まんがタイムジャンボ』第18巻第4号(2012年4月号)
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