『まんがタイムきららMAX』2011年3月号、昨日の続きです。
『お願い神サマ!』、なにしてるんだ、この子たちは。めずらしく居丈高な柚梨子さん。なにごとか! と思うけれど、なんて可愛らしいんだ! と思うのもまた事実。しかしそれはいいとして、なんでおでんの具なのか……。理想的お嬢様を体現すべく特訓してるふたり、めちゃくちゃ面白い。やればできる感じの柚梨子さんなのに、微妙にしくじってしまうという、そのつめの甘さ、もう少し頑張りましょう的なところが面白い。ええ、そうしたところが描かれることで、柚梨子さんの、実優の、そしてこの漫画の魅力が生じてくるんだろうなって実感させられる話でした。しかし、今回ははっちゃけた柚梨子さん、凛々しい柚梨子さん、エレガントな柚梨子さんに、突飛、笑顔、拗ねた顔、もう魅力満載って感じで、もちろん実優も素晴しいんですよ。ふたりのやりとり、最高でした。
『忍パラサイト』、どえらい面白かったな。今回は小梅について。とりあえず酷い目にあってる、さらに酷い目にあわされるのですが、その過程にあらわれるもろもろ。妙に満ち足りてる瑠璃とか、自分で自分になにか課してる小梅とか、そうしたところ面白く、そしてつまみ食いを忍法でなんとかした瑠璃、その顛末の酷いこと! めちゃくちゃ面白かったですよ。あの、味を完全再現しながら胃の中で戻るとか、これ忍者の技としては有用だろうなあ。潜入して、敵方の食事に細工することで、見事に戦闘不能ないし困難な状態に持ち込めるっていうんですから。しかし、ほんと、すごいんだか、すごくないんだか、わからん忍者の娘たち。いいですよ。
『ねったい!』、ゲストです。熱帯魚の漫画。ううむ、『アクアリウム』にちょいと被ったか。不利かも。熱帯魚を飼育する熱帯魚部もの。ちょっと変わった部活。部長はアロワナが好きで、ちょっと百合風味な展開期待させるキャラクターもいて、そしてドジっ子も。盛り込めるもの、いろいろ盛り込んでみましたって感じ。そこに、熱帯魚に関するいろいろを紹介しながら話を進め、キャラクターで面白みをつくる、って感じです。結構悪くないかも。うまく転がっていったら、そして熱帯魚ものという特性、それが発揮されたらなかなかにいいんじゃないか、そんな感じがします。
『開発少女』、ゲストです。平凡な日常を求める女の子、滝川日高、彼女がヒロイン。転校生の彼女が出会った、変わった娘。発明部の十勝。いろいろ発明品を作っているみたいなんだけど、この人の真価は発明ではないような気がする……。つぼなのか、なんなのか、人のやる気スイッチを押せるらしく、それでもって学園記録を樹立した陸上部の女の子、るもい、彼女は自分が改造されたと思い込むにいたった。ちょっとシュールな話といったらいいんでしょうか、ナンセンスのりの漫画。結構好きな感じであります。だから、うまく発展して欲しいなって思います。
- 『まんがタイムきららMAX』第8巻第3号(2011年3月号)
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