『まんがタイムきららMAX』2011年3月号、発売されました。3月号、2月を目前にして、表紙はバレンタインデー一色ですね。『かなめも』。かながボウルに融けたチョコレートを混ぜている。その笑みのほがらかさは、傍らに立つみかのちょっと思い悩むような沈んだ表情に対比を見せて、ほがらかな魅力、しめやかな魅力、双方をよりよく見せています。
『きんいろモザイク』、単行本が3月に出るぞ! やあ、これは嬉しいなあ。今回は学校祭にうかれるアリスからスタート。お祭り、とのことで、はっぴにはちまき。ああ、こうした姿も可愛いなあ。しかし、可愛いだけでないのがこの漫画、メイド喫茶を推す忍、対して甘味処を推すアリス。意味あるのかないのかわからない対立は面白く、そして和洋折衷に落ち着く。甘味処組、和の装束可愛いらしく、メイド組、ノリのいい忍、照れる綾、とてもいい。その綾がですよ、意外な落ち要因になっている。この人の性格、いろいろとあきらかになってきて、最近はそれが面白い。気にいっているのであります。
『くすりのマジョラム』は肩こりの話。妹ユキが肩こりしやすいというのだけど、なぜか!? いや、いうまでもないのですが……。さて、実は私も肩こりがひどい。いや、胸は大きくないです。あれだな、ラムのいう理由、筋肉発達してないというの、それだな。しかし、今回は非常にためになりました。走るといいというの、それを聞いてからは私も近場の移動は走るようにしたりして、実際ちょっとはましになってるのかなあ。で、ためになるこの漫画、ちょっと有用な情報、それがメインではなくて、それを展開の骨格にして、面白さで肉付けする。そのバランス、塩梅がうまいのだろうなと思わされて、ええ、とても面白かったです。
『LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、今回はシューズを買いにいく話。浅見さんが危ない。誤解して盛り上がった上に、なんか変な歌うたってるぞ。椿にさそわれて、どんだけ嬉しかったというのか。さて、浅見さんの期待は見事に打ち砕かれて、柘植ちゃんははじめて名前でたのだったっけか? シューズなど、陸上についてすごく詳しい人みたい。柘植ちゃんのシューズ解説は、これ、メーカー名を適当に違えてあるけど、全部実際の話だな。こういう、本当の話があれば、足のサイズをはかる謎の方法、これは漫画ならではのネタですよね、って確認しないといけないほど私は駄目なのか? ちょっと飛んだネタもありまして、いや、ほんと、面白いです。そして最後に部活の風景。LSD、120分も走るのか。私ならできるかなあ。1時間くらいならできるなあ。いやね、最近、ちょっと走るのに興味があるんです。この漫画の影響じゃあないと思うんだけどなあ。
『ご注文はうさぎですか?』、連載になったみたいです。それで、これ、面白い。今回は、ラテアート、三人三様の出来栄え。誉められてうかれるリゼ。ココアの描いたのに見事にやられるリゼ。シンプルなんだけど、それが面白いなと思います。でもって、チノの父、夜の部のマスター登場。やたらしぶいおっさんだな。で、うさぎのティッピーが父に託されるんですけど、なぬ、このうさぎは親父なのか!? ということは、チノの祖父なのか。驚かされる設定に、これはなんか含みがありそうだな、今後、なにかありそうだなと思ったりして、ちょっとこの先に描かれるだろうこと、いろいろ興味がわきますね。
- 『まんがタイムきららMAX』第8巻第3号(2011年3月号)
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