2010年10月18日月曜日

Aterm WR8170N

 ずっと以前のことです。『パネルでポンDS』がネットを通じて対戦できるというので、Wi-Fi環境を整えようとしたことがあったのでした。最適解は、もちろん無線LANのアクセスポイントを導入することであったのですが、当時、Wi-Fiに対応している機器をほとんど持っていなかったということもあり、Wi-Fi USB アダプタ 2を買ったのですね。実質的にPLANEX Wi-Fi USBアダプタ GW-US54Mini2であるわけですが、当初はこれをアクセスポイントとして使用していて、しかし同年11月に購入したiMac、これがアクセスポイントにできるというものですから、わずか半年でお役御免となりました。短い命だったなあ。しかし、iMacをアクセスポイントとするのは少々わずらわしく、Wi-Fi機器がニンテンドーDS Liteだけだった時ならともかく、PlayStation 3を購入する、PSPを友人から貰うなど、機器が増えるにしたがい、常時iMacを稼動させ続けるのはどうだろうと思うようになってきたのですね。今ならまだいい。しかし将来的に電子書籍端末など導入することになったら、専用の無線LANアクセスポイントがあった方がいいな。そう思っていたところ、思わぬかたちで無線LAN機器を入手するにいたりました。

思わぬかたちというのは、なにげなく応募したITmediaの懸賞でした。いやあ、当たったんですね。一昨日のこと、朝の11時ごろでしたかね、宅配便が届きまして、これ一体なんだろう。開けてみればNECのアクセスポイント、いや無線LANブロードバンドルータといったほうがいいのだと思う、Aterm WR8170Nが出てきたのですね。

もうすっかり忘れていました。だいたいにして、ITmedia IDを取得したのはITちゃんの痛ケース欲しさからだったわけで、無線ルータは当たったらいいな、まあ外れてもいいや、それくらいの気持ちで応募した。ええ、それくらいの気持ちだったのがよかったのかも知れません。

設定は極めて簡単でした。説明書は二種類ついてきて、詳細な冊子とつなぎかたガイドという色刷りの一枚もの。最初冊子を読みかけて、ええい把握しにくいとつなぎかたガイドに持ち替えて、そうしたらこのガイドがよくできてる。うちのキャリアはNTTの光プレミアムなので、CTUの下に無線LAN機器を繋いだらいいらしい。で、後は簡単設定ボタンを押しながら電源をいれるだけ。以上、機器の設定終わり。はや! ほんまにこれで大丈夫なの? 不安になるくらいに簡単だったのですが、これで普通に使えているんですね。いやもう、信じられんほど洗練されてますね。

クライアントの設定は慣れたものです。まずはPlayStation 3から。検索して見付かったSSID一覧から暗号化にAESを使っているプライマリSSIDを選び、パスワード入力、あとは自動取得にしたらもう完了。DSだけはWEPしか使えないので、WEPを使うセカンダリSSIDで設定するのですが、SSIDをふたつ持てる。それぞれを分離できるというのは正直セキュリティ面でありがたいです。WEPはセキュリティリスクになるんですよね。だから、可能ならわけたかった。けど、それができてなくて気になってたんです。また、プライマリとセカンダリでアクセスできる範囲を制限できるので、セカンダリはインターネットには繋がるだけでLAN内の資源にはアクセスできないようにして(これがデフォルト設定)、こういうところも非常にありがたいと思いました。

現在はSSIDをステルスにしているので、検索して接続してというのがやりにくくなっています。それに加えて、将来的にMACアドレスフィルタリングもやろうかな、なんて考えていて、けれどこちらはちょっと面倒くさいので先送り。ともあれ、必要な機能はしっかり盛り込まれていて実にいい感じです。また、こうした機能を利用するのに、専用のソフトウェアを導入しなくていいというのもいい。最近ではむしろ普通ですが、Webブラウザでアクセスして設定できるのですね。可能な限りソフトウェアをインストールしないようにしている私には、こうした機器が一般的になってきたこと、とてもありがたいです。

あと、これはまだ使っていない機能なんですが、USBポートが用意されていて、ここにハードディスクやUSBメモリを接続してやるとファイルサーバになるそうで、これは便利そう。ハードディスクは大げさになるから、軽くUSBメモリでも買ってこようか、なんて思うのですが、もしこれを頻繁に使うようになれば、その時にハードディスクに移行すればいいや。ええ、すごく便利そうに思っています。

他にも、無線LAN対応のプリンタ繋げてどうのこうのとか、便利そうな機能はまだまだあって、次にプリンタ買うならそれだなと思ったり。いやほんと、これはよいものを頂いた、そう思っています。

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