2010年10月5日火曜日

『まんがタウン』2010年11月号

『まんがタウン』2010年11月号、発売されました。よし、『まんがタウン』はこれまでどおりに買える。でも、タウンはしんちゃんの力なのか、入手難度は低いんですよね。さて、『まんがタウン』、創刊10周年だそうですよ。私が読みはじめたのはいつ頃だったんだろう。特別企画に紹介される漫画群、創刊期のもの、ちゃんと全部知ってるんですよね。だから、割と早い時期に読みはじめていたのかも知れません。

『ちはるさんの娘』、単行本が10月に発売だそうですよ。これは嬉しいです。でもって、ずっと誤解されていた武者小路さん。梅本くんのことが好きなのだろう、そう思ってきたちなつさんに、ついに彼女の気持ちが届きましたよ。やあ嬉しいな、やあよかった。で、今回の話読んでて思ったのですが、私、どうも梅本くんよりも武者小路さんのこと応援してるみたいです。実際、武者小路さんの方がちなつさんにはいいような気がするんですね。

『かしこみっく』、10月といえば神無月。イナリ様が出雲に出立するという話を描いて、電車でいこうというのもシュールなんだけれど、ロボットに変化するは、そこから飛行機に変形するはと、このあたりのナンセンス。さらに加えて、石畳の真ん中、神様の通り道を実にわかりやすく表現していて、って、そういうことじゃないですよね……。ド守り、ド守らないも面白く、そしてオチの幸いさ、それがとてもよかったです。

『ほほかベーカリー』、ふわのために制服が用意されました、って扉絵が素晴しいですな。自分には似合わないといっているふわ。店長の対応はまずかったけれど、いってること、それはまさにそのとおりであろうと思うわけです。さて、本編はダイエット。私は食べても太らないから、実はよく気持ちがわからないのだけど、必要以上に食べない、食べたら消費する、それが難しいんでしょうね。で、欲求が満足されることがないからイライラする。ふわは不機嫌になったりはしなかったけれど、微妙な反応見せて、周囲に心配されたり不安動揺を与えたり、定番ではあるけれど面白かったです。でもって、最後のくるっ、素晴しかったです。

『みねちゃんぷるー』、いい感じにこじれてきてますね。自分の立場に、状況に疑問を持つ雅。自分はダシにされてるんじゃないかって思ってしまっている、そうしたところにこの子のらしさが出ていて、自分が好かれて当然と思ってるわけじゃないんですね。なにか切なく、だからこそ雅のためっていってくれたみねに心動かすも、けれどやっぱり自分の気持ちからずれたところで動いている事態、それに心痛めてる。そこに助け船を出すのが壊れたわかばってところ、これが面白かったです。なるほど、選ばないっていう選択肢があるのか。こうした保留、先のばし、みんなふっちゃえ、なにもかもを真面目に受け止める必要なんてないよっていってもらえるのは、ああした局面ではすごくありがたいことだと思うのですね。でも、まわりがよってたかって台無しにしちゃってる。ああ、雅苦労人。で、まさかの救急搬送。ここまでいくとは思ってなかったので、いやあ驚きました。

  • 『まんがタウン』第11巻第12号(2010年11月号)

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