2010年10月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2010年12月号

『まんがタイムきららMAX』2010年12月号、発売されました。表紙は『落花流水』。ひとつのマフラーをわけあうように互いの首に巻いた秋穂と水夏、ただならぬ雰囲気をただよわせています。いえね、寄り添うように向かいあってるだけなら、なんて仲のよいふたりだろう、って風にもとれるのだけど、なんだ周囲に浮遊する大量のハートは! といったわけで、実に甘々な表紙になってございます。

『おにさん、こちら』、連載の2回目ですね。娘に取り憑いた鬼神様の話であるわけですが、この鬼神様のもみじ、別にかなでと体を共有してるっていうわけではないみたいですね。背後霊みたいにして後ろに取り憑いている。それで、あんぱんを勝手に店から持ってきて食べてたりと、やりたい放題。良心のあるかなでと、そうしたものまったくない、というか、人間のルールにとらわれないもみじ。それに加えて外では凛々しい姉、外では元気な友人など、個性的というか癖のある人たち。かなでの見て感じていることと、もみじのそれが違って、もみじを通しいろいろ気付き理解していくかなでという構図が面白いなと思います。今後もこんな感じなのでしょうか。こうした対比、よさそうに思います。

『お願い神サマ!』、柚梨子さんがカラオケの練習してるの、自分ちの所有してるコンサートホールなのか。無駄に豪華。夏目さんとふたりでいったカラオケ店でも、えらい広い部屋で、こういう無闇に大げさなところ、ひとつの味になっていて実に面白いです。しかし、カラオケに不慣れという夏目さん、その不慣れさ、その仕組みをわかってないって表現の見事なこと。ペンのインク、そして電話。最高じゃないですか。そんな夏目さんを傷付けまいとする柚梨子さんもいい感じ。さらにこんなものー! カラオケなんて! 大嫌ーい! 本当に最高でした。しかし夏目さん、可愛すぎるわけですが、そんな夏目さんを前に煩悶する柚梨子さんも素晴しく可愛くて、ええ実によい回でございました。

ぐーぱん!』、今回は赤城さん回でありました。ミリィ・ザ・キャットのテーマパーク、ミリィ・ザ・ランドが大人気。手に入れられなかったそのチケットを、未理が持っていた。それで必死になる赤城さん。ミリィ・ザ・ランドにて、ハイになって人格が変わる赤城さん。もう実に素晴しいですね。しかし、未理がミリィのモデルであったと赤城さんにばれる、そんな展開がくるとは予想外でした。本人前にして、全然気付いていなかった赤城さんが、知ってしまえばもう以前には戻れない? 未理のバリューがどかんどかん上がっちゃったんだなあってわかって、しかもそれが一週間! もう、ものすごく面白かったです。ちょっと以前の未理と赤城さんの関係、思い出したりもしましたよ。

『Free!』、ゲストです。五十嵐アトリ15歳がヒロイン。テスト前にゲームで徹夜するろくでなしです。勉強も駄目、その上、ちょっと変わり者。名前の出方を見るに、この子と御手洗・キスカ・姫子、ふたりを軸に展開していくんでしょうか。キスカ・姫子はなかなかに優秀っぽいけれど、なんのかんのいっても一癖あることには違いない。クールを装って、けれど可愛いもの好きで、それからちょっと常識に欠けてるところがあるみたい。そうした娘数人のどたばたな学校生活を描いていくというのでしょうか。ちょっとまだ馴染んではいないのですが、それでもうまく回っているというのは感じて、だから読んでいるうちによくなりそうだなって予感がします。

  • 『まんがタイムきららMAX』第7巻第12号(2010年12月号)

引用

  • 守姫武士「お願い神サマ!」,『まんがタイムきららMAX』第7巻第12号(2010年12月号),61頁。
  • 同前,64頁。

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