『まんがタイムきららキャラット』2010年12月号。やったね! 『Aチャンネル』がアニメ化決定!! いや、表紙に書いてある。テレビアニメになるんだそうでして、そうかあ、面白いものになるといいなあ。多分、というかかなりの高確率で見るんじゃないかなって思います。というわけで、表紙のイラストも『Aチャンネル』、トオルとるんちゃんであります。あっけらかんとした笑いが印象的なるんちゃんに、基本クールなトオル。トオルの細っこい感じ、アニメのビジュアル見ても、なかなかにそれっぽく表現されていていい感じですね。
『セカイ魔王』は魔王側の導入編でありますよ。記憶を失った少女。ひとり巨大な館に残されて、そしてそこは実に不思議な世界。思ったことが事実になる。空を飛ぼうと思えば飛べる、そんな場所(いや、実は場所は関係ないんだけど)で、かつて創っておいた記録係にレクチャーを受ける。勇者側があれなんですから、魔王側もこうであったか。自覚はあっても実力に欠ける勇者、実力は確かでも自覚が足りない魔王。足りないもの同士の話なのでしょうか。しかし、そんなことどうでもよくなるくらい、魔王が可愛い。この人になら征服されてもいいなあ。滅ぼされることに関しては、とりあえず意見保留です。
『アクアリウム』、夏休みの様子、魚の夏バテを心配して学校にいくゆうさんです。学校は水槽までの道中で、ちほの、そしてかよのバックグラウンド? ちょこっとずつわかっていく。また、ゆうについての第一印象なんかも語られて、なかなかによかったです。ちょっとゆうの内向的なところや、友人の結構ドライなところにいろいろ思う様子、この人のらしさがよく表現されていてよかったです。見た目には大人しい美少女、けれど魚のこととなると一気にスイッチが入る、このギャップは、この漫画の読み始めのころ、私も感じたように思います。けど、このギャップが魅力なのだと思います。面白い回でした。
『もこもこBOX』、実にいい感じです。ラビのお母さんの作ったエビグラタン。ものすごくおいしいらしいというのですが、そのおいしさが、グラタンを直接描くのではなく、熱々のグラタンをほふはふいいながら食べるマメ、懸命にふーふーして食べるカッチ、その食べている描写から伝わってくるのが素晴しい。グラタンが食べたくなりました。けど、うちのグラタンはそんなにおいしくないからなあ。自分で作るか、食べにいくか。おいしい店はないものか、など、グラタンに対し本気にさせてしまう。そんな威力がありました。いや、ほんと、レシピを調べてしまっています。材料買ってこようかなあ。カッチがいれば絶対に作るんだけどなあ。などなど、愚かなことを考えてしまっています。
『かためで!』、連載だそうですよ。帯刀文化の残っている世界での女子高生三人組の日常が描かれる漫画。こちらの世界でいう携帯電話みたいなポジションなんでしょうか、武器としてではなくオシャレなアイテムみたいな、そういうものになってるんですね。そして今回、海にいきました、ということで水に強い刀、水刀が登場です。水着でも帯刀、すごくナンセンス。基本的に、やってることはあんまり刀関係なかったりする、そんなエピソードも多いのですけど、そんなさなかに刀ネタがぽんと放り込まれる、その唐突さ、際立つナンセンス、こうしたセンスが好きなんですね。
先月号についてもこんなこといってました。
Blogには書いてないけど、『かためで!』、実はものすごく気にいってる。今回も面白かったよ。だんだん帯刀(携刀)の設定、あの世界での法整備みたいのね、できあがっていくのが面白くて、もう大好き。いや、最初からいろいろ決まってるのかも知れませんけどね。
ええ、さりげなく日常に存在している刀。それがよいのですね。刀の身近に存在する世界、それが気負うことなく、じわじわ少しずつできあがっていく、その様子が気にいっているみたいなんですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第6巻第12号(2010年12月号)
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