2010年9月29日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2010年11月号

『まんがタイムきららキャラット』2010年11月号、昨日の続きです。

『ハニーズレッスン!』、ゲストです。最近、花嫁修行とかはやってるんでしょうか。高校にて、立派な女性を目指そうという姫野まゆり。彼女は上級生に誘われるままに花嫁修行部に入部することとなって、とここまでが第1回です。癖のある先輩たち、長谷川春香、西園さき、鳴瀬アキラ。面倒見よく常識人っぽい友人結城美琴。あまりにも素直、疑うことを知らないかのようなヒロインまゆりの性格、行動、その味わい面白み、どういう風に出てくるかなっていうのが気になるところです。

『九十九神いりませんか?』、ゲストです。九十九神の話。ついに九十九神になれた手鏡が、仕舞い込まれた蔵からなんとか脱出しようとあの手この手を講じるといった話です。小さく見た目にも可愛い神様。いやね、付喪神ったら、そのものに手足がはえて動き出しましたって印象があったものですから、こうした可愛い姿はちょっと意外。けれどこの作者らしい可愛さ、見た目だけでなくその行動とかもですね、とてもよいと思いました。古物の買い取りにみえた骨董屋、そのふたりに買い取られて蔵から出ようと画策するも、見透かされて拒否されて、そうしたやりとりがあって、気にいって手にとってもらえる嬉しさ喜びみたいなものも描かれて。なかなかに悪くない感じです。

『ちはやとまお』、将来の夢で作文を書かないといけなくなった千早。それで万桜のなりたかったもの、なりたいもの聞いて、千早に向いてそうなものはなんだろうといろいろ想像してみる。そのやりとり、ちょっとごっこ遊びっぽくて楽しかったです。でも一番面白かったのはお嫁さんだと思う。いつか結婚するだろうし、お嫁さんでいいか。消極的な選択、むしろ無難、あたりまえの答のつもりであったのだけど、それが先生に大きなダメージを与えたっていう、その展開、シンプルけれど効果的。面白かったです。

『Felice』、前回、お祭りで大地と知り合った女の子、白鐘玲亜が本格的に登場です。雨宿りの駅で凜と出会って、フェリーチェにいきたい、それですっかり意気投合して、仲良くなって、いや、凜が餌付けされただけなのか? ともあれ仲良くなりました。玲亜は大地のこと気になっているんですね。それでなんだかモヤモヤしている凜、その様子に気付いている、面白がっている灯里とお姉さん。ちょっとドラマの種がまかれたって感じですね。玲亜と凜、仲いいんだけど、けれどそこにちょっとうまく処理されない気持ちを残しておくっていう、面白い関係ができたなって思います。

『めいめいドミニクス』、ゲストです。いや、驚きました。アパートでひとり暮らしすることになったヒロイン。管理人やってる友達に甘えているんだけど……、という普通の女の子の同居ものコメディかと思っていたら — 。アパートに住む同年代の女の子たちと仲良くなって、みんなでわいわいとやる、そんな漫画かと思っていたら、わあ、違うんだ。驚きました。どういう風に展開していくのだろうかなあ、漠然とそう思っていたのが、最後にはこれどういう方向に向かうんだろう、ちょっと戸惑ってるといった感じになって、いやけれどインパクトを与えたという意味では成功だったかも知れません。記憶にはしっかり残った。あとは、その方向性次第かなと思います。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第6巻第11号(2010年11月号)

0 件のコメント: