『まんがタイムファミリー』2010年11月号、発売されました。表紙は、芸術の秋? 音楽がテーマでありますね。『ぽちゃぽちゃ水泳部』のカツ代、中央にてマイクを手に歌っておりまして、他には『キラキラ☆アキラ』のアキラが鍵盤ハーモニカ、『教師諸君!!』西名先生がリュート弾いて、『うのはな3姉妹』の末娘がモンキータンバリン、お父さんがマラカスです。この楽器の中では、リュートだけやったことないけど、こうして見れば雰囲気あるいい楽器。やれるときにやっときゃよかったなあ。と思いながら、今はちょっと鍵盤ハーモニカに興味があります。なんか楽しそうでいいんですよね。
『教師諸君!!』、文化祭であります。扉絵にちょっとした漫画があって、オクトーバー・フェストについて触れられてるんですが、へー、200周年なのか。いつ、何年にはじまったとか、ちゃんと記録に残ってるんですね。そして、文化祭の様子が描かれる本編、完全に先生たちの世界であるのがすがすがしいですね。建前がある、本音もある。その本音が素敵な漫画です。もうほんと、好き放題って感じで、実際先生たちがこんななら、学校はすごく楽しいところになると思う。この、好きなことがあるっていうの、こんなにも好きなのっていうの、こういう姿勢は素晴しいですよ。
さて、ぼたぼたと泣く城先生。しほしほと泣く西名先生。なかなかに見られない表情。城先生のコスプレもまた珍しく、けれどそれやるなら目隠しもしませんと。って、目隠しすると地味っつうか目立たなくなるからオミットされたんでしょうね。
お祭りと、祭りの終わりの寂しさと、こうしたちょっとアンニュイな気分語られるところも、なかなかによかった。その一日のその時のために頑張る。失敗があってもそれもまた楽しかった。そうした気分、ああ、わかりますね。やっぱりなにか懐かしく感じるんですね。
『ひよっこシスターの安息』、やっぱり面白いです。なんてことのないシスター雛形たちの日常の様子を描いている。けれど、シスターみながみな個性的で、力の抜けて自然な素振り、雰囲気、そこにあらわれる、ちょっと常識からはずれて、けれどそれがすごく親しみやすいと感じさせる。その人柄が素晴しいです。今回は、幼稚園の様子、子供の要求全部飲んだら、だらけてるようにしか見えない。子供の問いに、ちょっとずれた、けどすごく普通の返答してしまうシスター雛形ね、ああ、面白いです。なにげないことをやってるように見える。けど、これらをなにげないことと感じさせる、それがうまさなのだろうなと思います。
『めがねのキミと博物館』、再登場です。私、この漫画の雰囲気、すごく好き。ものすごくのんびりとした時間が流れている、そう思わせてくれるところがよくて、またこれも人柄なんでしょうね。けれど、ただただのんびりした情景描いているだけでなく、香坂さんと内藤さん、ふたりの個性の違い。夢中になれる香坂さんに、器用貧乏っていってもいい? 内藤さん、お互いが相手のこと、いいなあって思ってる、その気持ちのゆきあう様、とてもよかった。こうしたところに、気持ちのなにかに縛られることなく自由である様、感じて、いいなって思ってしまうみたいなんですね。
『ひなたフェードイン!』、車の免許でありますよ。教習所を選ぶのに、教習後のご褒美? なぐさめ? お菓子屋、ベーカリーの有無で選ぶひなた。ああ、けど気持ちはわかる。私の場合は、ワゴン車のたこ焼屋でした。教習の様子は、なんだかちょっと懐しい。あの、適性検査とか、ねえ、失礼な、って結果が返ってきますよね。そして、話題はダイエットに移って、前回のグラフ、今回にも生きてきて、おお、みながグラフに記録つけてる! こういうものごとが伝染していくっていうの、単純なんですが、好きなんですね。面白いです。
『はなまるドロップス』、こちらでも文化祭。笑顔の写真を展示します、っていう、こういう企画はなかなかよいな、いや現実には難しかったりするところもあるように思うんですけどね、昨今の風潮やらで。でも、笑顔を撮る、身近な人の笑顔、そうしたものを意識するっていうの、よい心掛けであるなあ、そう思わされるところ大でありました。そしてひまわりの笑顔が魅力的という。こういう笑顔の素敵さ、ああ、本当によいですね。コーナーまで作られてしまう、調子にものってしまう、ええ、実によい感じでした。
- 『まんがタイムファミリー』第28巻第11号(2010年11月号)
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