2010年9月6日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2010年10月号

『まんがタイムジャンボ』2010年10月号、一昨日の続きです。

『パドラーズハイ』、大会当日です。初っ端から、先生の蛾が苦手設定出てきて、そうでしたそうでした、あの嫌いようが本当にいい感じ。でもって、大会の様子なんですが、本当にこんな風にしてる大会ってあるんでしょうか。最初に料理を作る。それで半分、お隣と交換する。親睦もはかっているからっていうんですが、本当に楽しそう。髪をまとめた先生は可愛いし、弟への嫌がらせにグリーンカレーを投入するあいちゃんもいい味出してるし。あの、水転メンバーがいける、うまい! といっている、そのコマがなんだか好きです。

調理コンテストが終われば、いよいよラフティング本番で、視差を調整する、難関のゲートに挑戦するも撤退を余儀なくされる。ラフティングの知識伝えて、またその実践を生き生きと描いて、やっぱり面白いなって思うのですね。

で、特別編。以前紹介されていた、ラフティングの世界大会。なんと、日本のチームが総合優勝をはたしたらしい。すごい。というか、プロチームなんですね。実績もすごい。で、このチーム・テイケイがゲスト出演する漫画、いつもの四コマとは違うダイナミックな表現、ああ、すごいなって、面白いなって。それに、あの2段階発進、あれも面白い。本当に魅力的な掌編でありました。

『あまぞねす?』、ピースラ社、再登場です。新人ふたり、こずえとユカが客先に出向いて、大丈夫なのか!? ふたりの能力も心配だけど、向こうの担当者、この人もまた心配で、具体的な要望がまるでない。ああ、一般的なクライアントだと思います。それで、雰囲気トークして、わかった風に見せながらなんもわかってないっていうね、はったりなんだけれど、こういうの面白い。その見せ方も大変よかったです。

『剣道ガール』、とりあえず最終話、だそうです。とはいえ、多分戻ってくることはないんだろうなあ。わりと好きだったんだけどなあ。残念です。弱いけど剣道に打ち込んでいるヒロインと、やたら腕のたつ幽霊。ベタといえばベタなんですけど、彼女らの醸し出す雰囲気、それは悪くなかった。ちょっとごちゃごちゃしてる、そんな印象もあったんですけどね、それでも楽しみにしてたところあったんですね。

『おしのびナース』、ゲストです。忍者でナース。それからお医者もひとり忍者みたいです。とはいえ、なんだか超常能力者といった描写。天井で眠り、分身の術を使う。そして、雲を突き抜けて星空に出る。こうしたオーバーな表現に、戦場とも思える看護の現場や、拷問なみ採血とか、からめて、こういうの面白かったです。申し訳ないけど、絵柄や表現に好みではないなと思うところあったのですが、それでも漫画全体としては悪くないかもな。そう思えるところありました。

『オトメベヤ?』、兼業小説家と専業漫画家ふたりの同居もの。BL作家ふたりといった方がいいかも知れませんね。小説と漫画という媒体で違ってくるペンネームの傾向であるとか、兼業だからこそ締め切りを守る、専業だけど守れない、これは性格の違いでしょうけど、そうした違いの描かれるところ、面白いかもと思いました。けど、私はこういう題材好きだからいいんですけど、好きじゃないっていう人もあるでしょうから、残るかどうか、それはわからないって感じ。けど、残ってくれたらいいなと思っています。

  • 『まんがタイムジャンボ』第16巻第10号(2010年10月号)

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