2010年9月15日水曜日

マンドリン用ピック

 私はギターを弾いているわけですが、実は最初に手にいれた弦楽器はギターじゃなくてマンドリンだったんです。母がどっからかもらってきた、鈴木のすごく古いやつ。弦を緩めていなかったためか、ちょっとネックが反ってる? 弦がフィンガーボードからかなり離れてて、当時弦楽器をまったくやっていなかった私にはよう押さえられるものではありませんでした。それでも一時期、駄目になったリードで作ったピック使って、じゃかじゃかやっていたんですが、ちゃんとマンドリンのチューニングで弾いていたわけでもなく、それにやっぱり指が痛くて押さえられない。メロディもきつい、コードなんて到底無理、といったありさまで、しまいこまれたままになっていたんですね。

けれど、少し前からマンドリンも弾けるようになったらいいなと思うようになって、いえね、ギターとは全然違う楽器、完全にメロディ弾きに特化されてる、そんな風に思ってるんですが、あの独特の響き、ちょっといいなと思ってたんです。で、出してきて、今度こそマンドリンのチューニングで弾いてみてるのですね。

しかし参りました。やっぱり弦がきつい。マンドリンの調弦って、かなり強く巻き上げるので、ともない弦の張力もかなり強くなる。さらに複弦、1コースに2本あるわけでしょう。これはきついわー。でも、これってすべてのマンドリンがそうなのかな。この個体の問題なんじゃないのかな。なにせ他のマンドリンを知らないものですからわからないんです。で、わからないままに弾いていて、しかし指、痛いね。ギター弾いて、それもアコースティックギター弾いてきてこうなんだから、ギター弾いてない頃に駄目だと思ったのもしかたない。いや、マンドリンからはじめる人は、この辛さを経験し、乗り越えていくんでしょうけどね。

さて、マンドリンの特徴といえばトレモロですが、私、ピックでのトレモロはどえらい苦手、できるかなあと思ってたんですが、さすがマンドリンは複弦だけあってトレモロがやりやすい。と、最初はギターのピックでやってまして、けれどこれをもしマンドリン用のピックでやったらもっと弾きやすかったりするのかな? そう思い買ってきました。馴染みの楽器店にいって、適当に一番安いマンドリン用ピック、1枚100円のを買ってきて弾いてみたら、いつも使ってるトライアングルよりもやっぱり弾きやすく感じて、試しに使ってみてたJAZZ IIIよりもよいなって。やっぱり専門のものはそれだけの意味があるのかな? いや、気のせいかも知れないですけどさ。なんせ、マンドリン用ピックを買ってからギターのピックでは弾いてないもんですから。

マンドリンは、はじめての5度調弦の弦楽器です。これ、メロディ弾くのには適してるのかな。調でいえばG Durがやりやすい。低音側2コース、高音側2コースが同じ運指になる。マンドリンの調弦はヴァイオリンと同じなんですが、こいつらがシャープ系の調の方が得意というの、ちょっと弾いてみただけでもわかるように思います。こうして弾いて、雰囲気、特徴捉えて、その楽器の奏法に慣れて、ギターにも輸入できればよいな。そんな感じ。こういうと、マンドリンはちゃんとやる気がないみたいですけど、マンドリンでメロディをきれいに弾けるようになりたいなって、そう思っているのも事実なんですよ。

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