『まんがタイムきらら』2010年10月号、昨日の続きです。
『うぃずりず』のじいさん、おそらくは病気かなにかで、先が長くないのだろう、そう思っていたのだけれど、そして実際そうだったのだけれど、いや、先が長くないとはいってませんでしたね、失礼しました。
2学期がはじまって、そこにはリズの姿はなくて、大騒ぎになる教室。先生の抑えがきかないのはいつものとおり。そしてリズの家から病院に移動して、いや、爺さんの容態、もっともっと悪いもんだと思っていたから、ちょっと安心しました。しかし、爺さんがリズに相談なしでなんでも勝手に決めて、それはよくないよ、そういう気持ちはわかるけれど、娘どもいいたい放題だな。気持ちは、ほんとよくわかるけど。それで、本当に海外にいくの? 冗談抜きで? なんだか思い切った展開が待っているっぽい終わり方。けれど、これがリズにとっては救いになるんじゃないか、そんな気がするんですね。結構ダイナミックな展開予感させて、もしかしたら結局海外いくのは無理でした、ってなるのかも知れないけれど、でもなにか大きな山が作られるだろう、そんな期待がするんですね。
『Sweet Home』は、伊織に届いたラブレター。わか姉に発覚して、それからの気持ちの動きの描かれるところ、実に面白かったです。弟が好きだということは大っぴらにしたくない。けれど気持ちは隠せない。不穏なこと口にしたかと思えば、狼狽したりして、その表に見せようとしている顔と、思わずあらわにしてしまう本音、そのギャップ。実によかったです。なかでも、家に帰ってから渡せばよかった
、これが素晴しかった。なんて悪い表情するんだ。しかも図星とか!
でもって、この手紙の騒動から、また次の騒動に移っていくのでしょうか。あんまりおかしなことにならなかったらいいな。けれど、これがまたなにか空騒ぎに似たてんやわんやの面白さを引き出してくれるのなら、それはそれでいいな、なかなかにアンビバレントな気持ちがいりまじっています。
My Private D☆V、『お願い神サマ!』の守姫武士であります。ずっとヨーロッパ好きだったという、ああ、そのヨーロッパ色ばりばりの絵も見てみたい。そんな気になってしまったのは、描かれたのが最近ブームだという巫女の装束アレンジであったからだったりします。でも、これ、いわれなければ巫女モチーフだって気付かない? いや、そんなことないか、特徴的なところは押さえられてるもんな。可愛いイラスト。もしこれがカラーなら、もっと強烈に訴えるんだろうな。などなど思ってしまって、ええ、私はこの人のカラーイラストが大好きです。すごく雰囲気のある、そんなところが気にいっているんですね。
- 『まんがタイムきらら』第8巻第10号(2010年10月号)
引用
- やまぶき綾「Sweet Home」,『まんがタイムきらら』第8巻第10号(2010年10月号),181頁。
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