『まんがタイムファミリー』2010年12月号、昨日の続きです。
エッセー企画、魅惑のスイーツ三昧、だそうですよ。おおた綾乃、水谷ゆたか、井ノ上ふき、木村和昭のエピソードが掲載されて、ああ、おおたさん、そのくりきんとん、どこのですか? 具体的に知りたい、そう思わせる威力がありました。面白いのは、水谷ゆたかさん。お母さんが実にいい。理不尽なんだけどさ、そのわがままいっちゃうところ、可愛い人だなって思います。井ノ上ふき、モンブランの話も、こういう憧れのお菓子みたいなものってあります。私にとってはなんだったかなあ。うちでは、あまりケーキを買うようなことなくて、かわりに自宅で作ってたんですね。チーズケーキとかよく作って、好きでした。
『はなまるドロップス』、ラブレター話であります。ちょっとした勘違いから、やまと経由でなでしこに渡ったラブレター。いやあ、一見の人、なでしこ。けど私はどす黒いなでしこの方がきっと好みです。ちょっとあかんたれで、ちょっと(どころじゃないな)いじわるで、このちょっと意地悪がいいんですね。しかし今回はいじわるとあかんたれ、両方が発揮されて、大変よかった。この極端な娘、振り回されておかんむりになって、その様子、途中経過、面白かったです。
『やどかり君』、大変面白かったです。ヒロイン、でいいのか? 春ちゃん、スカートの下にジャージ着用、って素敵! もうこういうの大好き、っていうのは置いておくとして、晴子が風邪をひいてしまったという話。いつも変な子だけど、なおさら変? それで気持ちもちょっといつもとは違ってしまって、ああ、なんかどきどきの展開だ。もう普通の女の子みたい(失礼な感想だな)。晴子の友人の、日暮くんに対する態度もちょいと面白く、というか兄貴の対応が見事。いい兄貴です。しかし今回は、熱上昇中ってところ、あの表情がどえらい可愛かったです。素晴しかったです。
『天然MAMA日記』。この漫画、というか作者のこと、結構応援してるんですが、娘さん、もうこんなに大きいんですね。ついこないだ産まれて、まだまだ赤ん坊だと思ってたのに、立って歩くんだ。喃語もでてるんだ。ほんと、子供の成長って早いと実感します。面白いのは高2の長女もですね。自分の大事にしてるもの、台無しにされて、ショックでショックで、けれど妹のことは大事で大好きで、この葛藤みたいなの、もうほんといいですね。こういうの経験して、人は成長していくのかも知れませんね。ああ、私が成長せんわけです!
- 『まんがタイムファミリー』第28巻第12号(2010年12月号)
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