『まんがタイムきららキャラット』2015年8月号、発売されています。表紙は『ひだまりスケッチ』、ゆのっちと宮子ふたりのイラストです。パステルカラーのドレス着ましてね、髪を花やリボンで飾っている。まさに今、宮子がゆのの髪をいじっている、そんなふたりが可愛くて、刺繍思わせる背景もあいまって、すごく魅力的な表紙に仕上がっています。
『からじょ。』、ゲストです。ヒロイン矢迫由真は、甘いお菓子が大好き、運動は苦手な女の子。と、なんだかふわふわした導入かと思えば、いきなりなぜか空手道場にて見学中。どう考えても空手家志望には見えないこの子がなぜ? と思えば、いやもう面白かった。ずっとね、この疑問抱えたまま、終盤までひっぱる、その見せかたにも見事にやられましたよ。なるほど、極真カラテが、極真カフェラテに。フェイシャルサロンのフェがおっこちてきてたんですね。これはやられた。面白かったです。道場で出会った向島美波と仲良くなって、そのやりとり面白く、なるほど由真は美波のことどんどん可愛くしちゃう。照れてる美波がやたら可愛くて、そして美波のこと見守ってる空手家たち、ほんとおかしかった。あと父の扱い。よかったですよ。由真は第1回目では、ほとんど空手らしい空手はやってないんだけど、今後ちゃんと取り組むことになるのかな? そんな風には思えないけど、ふたりの関係、それはすごく面白くなりそうです。
『織姫ナンバー2』、ゲストです。これもよかった。織部姫子はなにやらせてもそつなくこなせる、優秀な子。高校に入ったと思ったら、のきなみ部活という部活に仮入部して、どこでもここでもあそこでも、その能力を如何なく発揮していくんですね。そんな姫子が、友人の結城ふたばと赴いたのが地学同好会。とりあえず見学してみるだけのつもりが、3人いないと同好会がなくなっちゃう。なのに部員はたったひとりで、それが龍ヶ崎先輩。なんだかほだされた? それでふたりとも入部することに決めて、と、ふたばはちょっと違うか。姫子が顧問の教師に興味持ったのを見て、恋の後押しすべく入部? そうしたところも見せ場になるのかも知れないですね。地学同好会、なにをするのかというと、なるほど天体観測がメインとのこと。織部姫子、略すれば織姫、こと座のベガと同じね、と、なるほど素敵な導入です。しかし、さっき龍ヶ崎先輩の方針についていけないと飛び出していった真木さん。普通の部活じゃない? なにかありそうな雰囲気なんですよね。
『ぽかぽかラプソディ』、ゲストです。なんか魔女とかいう娘が、登校途中の女の子に声かけるんですね。事案だ! しかし、急いでいるからと、振り切ってどんどん先にいっちゃう。それが陽。友達にこのこと話すと、絶対ヤバイ人だよ、不審者に会ったらダッシュで逃げなさい。その友人がゆーちゃん。しっかりもの、いろいろトロい? どんくさい? 陽のこと、面倒見てくれてるんですね。さて、これ、どういう方向に向かうのでしょうか。生徒会長と茶道部部長の椿先輩、椿につきまとう後輩篠崎美里、とりあえず重要っぽい人物の顔見せあったのですが、今のところモブ程度。と、ここで朝の不審者、魔女が陽にコンタクトする。なりたいものに変身させてやろう、かわりになにか要求しようとしてるみたいなんですが、全然とりあわない陽がいい感じ。かくして、この魔女につきまとわれることになるっていうんですね。
『しましまライオン』、ゲストです。これ、斬新かも! ヒロイン、まさかのシマウマ。暮らすのは弱肉強食の野生の王国。どうか平和な世界にいきたいと神様に願ったら、なんとその願いが受け入れられた。かくして日本に転生。それが縞崎まこと。うわ、ちょっと、この子、すごく可愛いな。黒髪、サイドに三つ編み、って、これはしっぽをイメージ? なんかぱっと明るい表情が魅力的。そんな彼女が、食パンならぬレタスをバリバリかじりながら学校へと走る。神様のマニュアル、偏ってるなあ。それで出会ったのが、というかぶつかったのが、女の子。詫びてハンカチ渡したら、そのハンカチの匂いであたりをつけて、まことのこと、探してきたんですね。それが、来城いおん。おお、ライオン! そのケモノくささに青ざめるまこと。ライオン、いおんは派手めの美人で、そんな彼女がまことのこと追い掛けまわそうというんですね。いおん曰く、他の動物たちもこちらにきてるという。野生の世界じゃ仲良くなるなんてありえなかった動物たちが、こうして人となって、同じ立場でつきあうことができるようになった。一種の異文化、異種族? コミュニケーション。攻めるいおんに怯えるまこと。悪くないふたり。これは期待されますよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第11巻第8号(2015年8月号)
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