2015年6月8日月曜日

『まんがタイム』2015年7月号

『まんがタイム』2015年7月号、一昨日の続きです。

『ちょっと舞って!ふわこさん』、なるほど、風が理由でお休み。風邪じゃなくて風というの、吹かれて、流されていっちゃうからか。台風接近で学校をお休み。いつもにぎやかなふわこがいなくて、皆ちょっと寂しそう。かと思ったら、ふわこもうちでひとり、つまらなそうに過ごしている。そんなときにきてくれるの、あゆむなんですね。ふわこ、嬉しそう。そして台風の中、ふわことあゆむ、ふたりで過ごさなければならなくなっちゃうんですね。あゆむにとっては明るいふわこが救いになっていて、ふわこにとってもいつも助けにきてくれるあゆむが心強い。ふたりのこの関係。本当に魅力的。あの、夜中にふわこに不安をもらしたあゆむ、あの表情の切なさ。ふわこのあゆむに向けた信頼。最高だったんじゃないでしょうか。

『ゆとりノベライズ』、都の帰郷でありますよ。なるほど、本名は町村由香里。町村だから、それを都に昇格させたのか。面白いなあ。里美がばっちりスーツ着込みましてね、そこまでかしこまることなかったのに、都がそういってたら、都の父母はもっとかしこまっていた。って、着物か! 母の清美、父の俊郎。恋人と勘違いされたわけですなー。いや、いいじゃん、恋人ってことで。ウェルカム、ウェルカム。お母さんが面白いですよ。父、わりと失礼なやつなんですが、それを母がいなす。ツンデレっでヤツですね、なんておっしゃる。ああ、柔軟なお母さんだ。対して父親はなんだかいろいろ頑なで、おかしいなあ。もうちょっと父上も、それから娘も、落ち着いて、丁寧に、素直に、言葉を選びなさいな。そう思うんだけど、そうだったらこんなへんてこな状況にはなってないよなあ。寿司でつられる都がいい感じでした。うん、お母様、素敵です。都は父親似なのだなあ。言い合うふたり、それを翻訳しあってる母と里美、あの様子がよかった。ちょっと大人というか、一歩ひいて、広く状況を見られるふたりって感じでありますね。

はこいり良品』は、地域起こしといっていいんでしょうか、いろいろなアイデア、いろいろなイベントが描かれて面白いです。マキ、やるじゃないですか。イベント概要見て、出店傾向見て、なにが足りていないか、しっかり見極める。うん、有能。かと思ったら、しおりさん、この人も有能といっていいのだろうなあ、なんにでもくいこんでくる。営業力? これ、なにをするにしても大切ですよね。さて、マキとケンジのこと、ケンジの父もそうなら、クラスの皆も、見守ってるんですね。マキは全然そんな気ないんだけど、といいたいところだけど、テレビのニュースで自分たちのこと客観視して、ああー、気付いちゃった? どうなる? どうする? マキの今後、ちょっと面白くなりそうです。

『もいんの高校野球日誌』、「席はねぇよ!!」、おかしかったですよ。本当に、物理的に、席がないんだ! 部員たちのむつかしい顔も、威圧してるとかそんなんじゃなくて、空気イスがつらいだけなんだ。彼らの背後に見えるもいんの存在感と、彼女へのおそれからつらくとも空気イスやめられない彼らの葛藤見えるようで、いい味出してました。そして今回、主将小柳くんが活躍ですよ。代打でサヨナラ! けれど、彼の名前、部員も覚えていなければ、もいんも覚えていない。というか、アナウンスも! 不憫だけど、不備だけど! 今回こうしていいところ見せられて、よかった。ええ、小柳くんには頑張ってほしいです。

  • 『まんがタイム』第35巻第7号(2015年7月号)

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