『まんがタウン』2015年7月号、一昨日の続きです。
『フミちゃんの東大受験日誌』、フミコ、クリスマスにやる気ですね。このところ落ち込んでいるソーマを元気づけたいという気持ちもある。マフラーをプレゼントしよう。健気ですよね。さて、クリスマス当日、ソーママがフミコのこと、えらいこと警戒してるのがおかしい。そしてソーパパ。息子とそっくりっていっていいのかなあ。あのふたり並んでる絵、それだけでおかしかったです。ムラカナのこと気にしてたわけですね、ソーマくん。でもって、そのムラカナを、はからずマリカが元気づける。ああ、マリカ、いいやつではないですか。フミコの味方という。そして、ライバルでいてくれたからと、ムラカナに感謝の気持ちを告げる。いいじゃないか、ねえ。これも青春なのか。かくして、ムラカナ復活。ソーマの気掛かりも消えたようで、ええ、心置きなく受験に臨めますね。次回、センター試験? ああ、いよいよ本番ですね。ほんと、フミコのチャレンジはどのような結果を迎えるのでしょう。うまくいって欲しいなあ。
『居間には今外国人がいます。』、居候たちがなんだかうきうきとアウトドアの準備しているんですよ。狩りにいくという。危ないからと万希にいう。どうせもみじ狩りかなんかだろう、万希がそういえば、なんと猟犬を連れているマイケル! ああ、きのこ狩りね。犬を連れていくのは、トリュフを探させるのかな? と思ったら、熊よけ! 闘犬乱舞って! 微妙なネタが投入されてますよ。しかし、熊も犬も可愛いな。山菜は、野宿組に先を越されてしまうのだそうです。けれど、温情で、温情で? 裏山だけは手付かずのまま残してくれていて、目指すはショウロ、すなわちトリュフに、ポルチーニ。日本のトリュフっていうの、京都の山でとれたって、随分前に聞いたことあるなあ。しかし、やたら茸に詳しいミカイールがおかしかったです。しかし、今回、茸狩りは失敗するのかな? そう思っていたら、大逆転! 目当ての茸に辿りついて、ああ、助け合いってすばらしい! このノリ、おかしかったなあ。楽しそうなのがなによりです。
『大正乙女カルテ』、よいですよ。厳しい平塚校長先生。彼女の普段学生たちに見せていない側面が描かれて、ああ、小児科にて仕事をなさっている。病院では、こと子供と向き合う時には柔和な笑顔を見せて、たまたま知り合いに付き添った路乃、彼女に気付いた瞬間、いつもどおりの厳しい顔になる。ああ、この表情、どちらが先生の普段の表情なのでしょう。一度くずすと笑顔に戻すの大変なんておっしゃってますけど、ということは、笑顔が演技? あの路乃を追い遣るときの表情、あれ、よかったなあ。これが先生の素のように感じました。いつも厳しい顔をしている。それは、学生たちがしっかり学んで、立派な医者として巣立っていくように、なのでありましょうか。あるいは、女性の地位の低いこの時代において、戦っている、そうした意思がさせているのでしょうか。しかし、いずれにしても、先生の、医師としても、また教師としても、相対するものに注がれる優しさ、それは違いないと感じられたのでした。
- 『まんがタウン』第16巻第7号(2015年7月号)
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