『まんがタイムきららミラク』2015年8月号、発売されました。表紙は『城下町のダンデライオン』、茜様がどーんとソロで御登場。猫、ボルシチを抱いているのですが、そのボルシチが茜様の髪にちょいと手を伸ばしている、その姿、面白く、そして茜様、憂いぶくみの表情? こちらに向けられた眼差し、はっとさせるものありました。しかし、背景のピンク、ものすごいですね。そしてアニメと単行本の告知ピンナップ? 茜様、花、光と水着で御登場。やっぱり茜様が一番素敵だと思います。
『城下町のダンデライオン』、いったいなにごとかと思いました。他国の王家との抗争により、次々倒れていった兄弟たち。残ったのは輝と栞、そして花だけという、はたしてこの状況はなんぞ? って、おい、ボルシチ、どうなってんだ! これ、まあ、順当にいって夢かなんかだよなあ。国を守るために戦う輝のかっこよさ。妹、栞を諭し、守る、強く、優しい兄。って、この状況だけで、もう、これ輝の夢だよな。あるいは輝の妄想だよな。ねえ、だって、いつだって栞の方がずっと大人だったんだものなあ。しかし、この夢、輝と栞は同じものを見ていたようで、これは栞の能力があってのものか? そして花と修の婚約、それが家族に伝えられて、受け入れられる花、なんか複雑そうな奏。いや、もう、この和気あいあいとした家族の情景。とてもよかったですよ。
『ミソニノミコト』、また新しい神様登場だー! エミリと瑞穂がいないとボッチが極まる梁居風路。彼女のひとりの帰り道、そこで出会ったのが物憂げな美人さん、神様だったんですね。なんと、ツクヨミ。ものすごく意味深なこといってきたかと思ったら、あー、見えないと思ってたからできたのか。本当はすごく人見知りで、すごく内気で、この気の小ささ、なるほど風路にとっては共感できるものであったことでしょう。神様もゲームとかしてるんですね。とにかく長く生きてるから、それこそ人の地上を闊歩する以前から存在して、と、そんな感じに長生きしてるから、ゲームだってばっちりで、ばっちりで!? けど、ネトゲはコミュニケーション要素があるからきついんだ! そんなツクヨミと風路、フレンドコード交換して、いや、もう、面白いなあ。なんか、偉い神様らしいんだけど、なんか全然そんな感じじゃなくってさ、このおかしさ。また登場すると嬉しいなあ。
『アンネッタの散歩道』は、もう見事に新しいフェイズに入りましたね。アンネッタとメイヴたち、もう自然に普通にコミュニケーションとってる。いい情景だなあ。けど、これからどう物語を展開させていくのだろう。家のなか、食べ物さがしてうろつくメイヴたち、その物音をメアに聞かれてしまうんですね。ネズミか!? それでネコを放つメア。そのネコがモグなんですね。おかしかったですよ。メアはネコが苦手。けど、ネズミはもっと苦手。それでモグを放つんだけど、モグはネズミをとってきたことがない。持ってこられたら卒倒しますわ、って、メアさん、無理なのわかってんじゃないですか! おかしかった。でもってモグ、妖精たちと打ち解けた? ほんと、ネコと妖精、いい情景でした。
『くまのこぴっぴ』、ゲストです。ほう、小さな学校に転校生がやってきた。ここはうどん県。東京からきた熊野こみち、この子がちょっと田舎のこの学校、この町を、友達と一緒に経験していく、そんな話みたいです。クラスは5人。3年生はひとクラス。こみちのいとこ、いろはに、はな、うめ、小麦。帰りにうどん屋さんに寄り道。あの、うどんは寄り道に入らないという、本当かどうかわからない理屈、面白く、そしてうどん屋、小麦の家なんですが、そこでのうどん談義。ああ、うどん県。是非とも一度食べにいきたい。そう思わせるものありますよね。ええ、うどん、見事に食べたくなりました。だんだんにうどん県のことを知っていく、クラスの皆のことも知っていく。そして、うどんもやっぱり寄り道だってことわかって、ちゃんと叱られるいろは、この子のポジションも実にいいですね。こみちのこと、ぐいぐい引っ張っていってくれそうです。
- 『まんがタイムきららミラク』第4巻第8号(2015年8月号)
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