『まんがタイムきららフォワード』2015年8月号、発売されました。表紙は『あんハピ♪』。おお、TVアニメ化決定なのだそうですよ。ヒロイン三人、はなこを真ん中にヒバリ、ぼたんと揃い踏み。こちらに手を差し出すはなこは明るく笑顔を見せていて、ヒバルはちょっと不安げな表情? そして優しげな笑顔浮かべるぼたんであります。そして、いよいよアニメもはじまらんとする『がっこうぐらし!』のカットもございます。
『がっこうぐらし!』、新たな局面にはいりましたね。ボウガンで狙われて、さあどうなる!? 誤射なのか? ショッキングな出会いをして、はたしてここからどう関係を築くのか。そう思っていたら、なんと、これは駄目か。まるで向き合えそうに思えない。そんなボウガン少年と袂を分かって、それでも対話する余地がないか、探ろうというのがくるみという子なんですね。けど駄目。まるで駄目。うわー、ここまで絶望的とは思わんかった。そして逃げる彼女らに届くラジオからの声。ああ、大学の裏門にて待つ人たちがいる。表は武闘派、裏は穏健派が守っているということなのでしょうか。しかし、かくして、一行は聖イシドロス大学の生き残りと合流。これはいよいよ新たな展開見せようって感がしますよ。
『ほおばれ!草食女子』、新連載です。春は出会いと別れの季節。というわけで、のっけから会社をクビ、無職になったお姉さんが登場です。日高ちゆ、24歳、無職。自分の人生、もう詰んでるのではないか、そういって落ち込んでるんだけど、いや、まあ、まだ若いんだしどうとでもならん? 草食女子というの、恋愛なんぞに消極的、そういう意味じゃなくって、いやもう、ほんとに草食べるから草食女子なのか。夜、表に出たところで出会ったのが、アパートの隣人、白神スズナ。なんと、夜にツクシをとっていた。もちろん食べるため、っていうんですが、それに衝撃受けるのがちゆ。はたしてどうやって食べるのか、興味を持って、それで夕食およばれするんですね。あー、ツクシのハカマ、これ、手がまっくろになるんですよね。ちまちま下ごしらえして、そして食べればびっくりのおいしさ。ああ、スズと一緒に無料の食材、野草を食べていこう、そうした展開が待ってそうですよ。しかし、こうした食をめぐる漫画、今のはやりですよね。野草という特徴作って期待されます。それと、ほんとは日高ちゅーりっぷさんだったんですね。
『ゆるキャン△』、なんと、各務原なでしこ、彼女を助けてくれた彼女と同じ学校だったんだ。てっきりお姉さん、大学生とかかと思ってたよ。リンっていうんだ。決してキャンプ上級者ってわけじゃないっぽい導入。アウトドアめしの入門本見ながら、次の計画練ってたりする、そんな子だったんですね。はてさて、なでしこ、アウトドア系のゆるい方の部活、野外活動サークルに参加して、そこで出会うのがリンなのか? いや、違いました。彼女、どこにも所属してないわけだな。犬山あおいと大垣千明。かくして野クルは3人となって、目指すは4人、部活に昇格? 最初はそんなそぶりまったくなかったですけど、このいきあたりばったりな感じ、いいですよ。おかしい。ゆるい。楽しそう。このふたりもまるで初心者で、なるほど、そんな3人がリンと出会う。それでこれから皆で活動していくことになるのかな? いや、もう、面白くなりそう。わくわくさせられますよ。
『鬼が出るか蛇が出るか』、この村の学校の状況、ちょっと語られて、ああ、ほぼ自習なのかあ。そこで優が知る真実。あー、勉強が難しい。もしかして、自分が一番できてないんじゃないか。そういう不安にとらわれて、飛び出す、鈴にわかるかと聞いてみる。ああ、鈴は勉強できないのか。それで安心する君もそうとう酷いぞ、優くん。けれど美来やしろとなると状況変わって、普通にわかる、普通にとける。うん、ふたりに教えてもらったいいやんか。村には娯楽がまるでないから、勉強さえも楽しみなんだという話。そして、変化すると脳の容量が爆発的に増えるという話。これ、面白い。こういうの、すごく面白い。そう思わされました。皆に秀でたところがある。それどころか、ひとりで十人前働ける、そういう人だっていて、だからその血統が途絶えるということは、村にとって大きな損失になるというわけか。今回は、皆が優に期待すること、その背景、またこの村の状況が明確に語られて、結構な重要回? 少なくとも、私にとっては、ぐっと気持ちの入る、そんな回でありましたよ。やっぱり社会背景とかわかると、きますよね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第9巻第8号(2015年8月号)
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