2015年6月13日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2015年7月号

『まんがタイムジャンボ』2015年7月号、昨日の続きです。

『ヒゲとセーラー』、おお、扉にて人魚嬢スタイル。本編では、シャチの水槽に貼りついて。いつもはクールな初が、なんだかすごく無邪気? に思えて、いやあ、いい情景でした。ゴールデンウィークに皆がどこかに遊びにいく。自分は振り返って、昔のこと、家族でいった水族館を思い出す。ああ、切ないですね。いつもしっかりしてるけど、やっぱりつらい。そうした心情、思いやられます。千尋の発案で、どこか遊びにいくことになるんですね。日帰りバス旅行で、昆虫展を見にいきたいと思った初だけど、千尋が苦手というので断念。結果、水族館に決まるんですね。千尋も初も楽しみにしていた当日。そしてシャチのショー。ほんと、全力で満喫して、初のあの笑顔、本当によかった。そう思えるエピソードでした。シャチぐるみ、こいつもいいですね。

『タヒチガール』、前回いろいろ試着してたの、買うんだと思ってたら、そうじゃなかったんですね。値段が高い。予算がない。こんなところで無駄遣いする余裕などありません! リンの力強い言葉が店内に響けば、店員が次々泣き出してしまう始末。あー、リンの家が経営してる店だものなあ。なんとも微妙なポジション。あの置いていかれた店員さんたちの涙に、読んでいる私も涙しました。なるほど、皆で衣装を作ろうというんですね。もともとタヒチにおいては、衣装も手作り。それで、皆で衣装の素材、装飾の材料を集めるんですね。タヒチの人々にとってオリタヒチは日常。そう説明するリンの穏かな笑顔。また海に目を向けたマイ、その心情。とてもよかった。そしてマハナのとんでもない行動。さすがのマハナです。困るメンバー、ひとり余裕そうなミャー。ああ、この人は大人物です。

『オーマイガール!』、これ、とてもいいわあ。千尋、見てしまいました。よりの髪をまとめているもの、それがなんと、まさかの割りばしなんですね。バレないと思っていたよりもすごい。いつもの髪ゴム、切れちゃったからというので割りばしなんだそうですが、ほんと、どうにも飾らない。そうしたところ、この人の魅力ではあるけれど、女子の身だしなみとしては、さすがに、ちょっと問題ありみたいです。その後の、シュシュをめぐるやりとり、あれが素敵でした。ほんと、ふたりはいい友達だな。互いに相手のよさをよくわかっている。そうした感触が、読んでるこちらにもしっかり残るから、とてもよいと思うんですね。

『お隣さんゲーム』、冒頭にて理子が舞子に、圭介とのラブラブ展開話してきかせているんですが、舞子はその続きを聞くのではなくて、どうしてその状況に至ったか、それまでを聞くべきなんじゃないかと思う。しかし、今回、舞子は圭介のことを思っている。対し圭介はというと、ああ、やっぱり舞子大事なんじゃないか。そうしたことが明確に描かれて、圭介を狙う北沢先輩、彼女もそろそろ潮時なのではないか、そう思ってしまったほど。あの、屈託のない圭介の笑顔を前にして、寂しそうに笑み浮かべる彼女の、その表情にぐっときたのですよ。と思えば、舞子、大失敗。ああ、焦りすぎて下手を打ちましたね。最初に自分のペースを乱された方が負けなのかなあ。ほんと、これ、どう仲直りにこぎつけるか。はらはらさせられますよね。あと、理子のことも心配なのです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第21巻第7号(2015年7月号)

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