2015年5月15日金曜日

放課後のプレアデス

 そろそろ、また『放課後のプレアデス』? とお思いなのではないかとは思いますが、いえね、ここのところ、精神活動のメインがプレアデスになってしまってるせいで、他にリソースを振り向ける余裕がないのでありますよ。ふと気付くと、プレアデスのことを考えてる。街中にあっては、知らずスバル車を探しているといった始末。いえね、なんだか4話あたりから? プレアデスの人気というか、徐々にあがってきている、話題にのぼることも増えているみたいではありませんか。だからなのでしょうか、明日には見逃し配信、1話から5話まで一気にやっちゃうよー、なんて企画がありまして、これでまたより広く知られるようになったら嬉しいなあ、なんて思っているのであります。

これまで、いろいろ『放課後のプレアデス』について感想やらなんやら書いてきましたけど、極力内容に触れないようにしていました。それは、やっぱりネタバレを避けたい、まだ見ていない人が新鮮さをもって見られますように、いえね、どんどん可能性が広がっていくその様子がね、もう、すごいの。このあたりが限界というのが示されたとしても、その限界は常に突破されて、予想も想像もつかないものを見せてくれる。まさか、そんなことになるの? あるいは、そうかなあって思ってたけど、やっぱりそうだったんだ! 時に期待に応え、そして期待を上回ってきたこれまでの展開は、本当に鮮やかで、こうした体験をね、自分自身のものとして経験するのではなく、言葉でもって、こうでしたー、って知らされるってもったいないじゃん!

ちょっとでも興味のあるという人は、この振り返り放送を機会として、最初から、すばるたちの物語を、その変遷を経験していって欲しいなあ。そう思っています。

かくいう自分はといいますと、録画してますからね、地上波とBSでそれぞれ、地上波で見て、見返して、BSで見て、一から全部通しで見て、みたいなことを延々やってて、なあ、それ、ちょっと過剰じゃないの? って、基本私はそういう過剰な人間なんです。見るほどに発見がある。細かいところに仕組まれたもの、今後の展開のために準備されていたもの、それが見えてきて、ああ、やっぱりよくできてるなあ。描くべきところは丁寧、細やかに、描かなくてもいいところは、魔法はなんでもありだな! それって結構な力技じゃありません!? けれど、その力技が心地いい。そもそもいろいろ説明つかないことはたくさんあるんだけど、魔法だから結構な話なんでもあり、変身した君たちにはたいていの物理法則は通用しない、そうしたかたちで、語るべきこと、メインストリームに集中できる環境をばっちり整えているというんですね。だからといって、大筋以外がいいかげんってわけではない。小ネタは小気味いいし、背景、小物といった様々が、物語を彩り、キャラクター、その個性を充分に語るだけの密度を持って、しっかりと存在している。実に豊かな世界、それだけのものを内包して、揺らがない強さ、しなやかさを持ったアニメであるなあ。本当、つくづくそう思わされているのです。

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