『まんがタイムきららミラク』2015年7月号、表紙は、テレビアニメ目前にして『城下町のダンデライオン』であります。茜様と奏でありますね。仲睦まじい姉妹といった雰囲気。後ろから手を回している奏、その手をとって、ちょっとはにかむ感じの茜様、そのふたりの表情、とてもよくって、ええ、仲のいい姉妹。本編においても今回はこのふたりがメインで、いや、この表紙みたいな雰囲気じゃなかったよ!? けど、それでも仲のいい姉妹ですよね。
『城下町のダンデライオン』、なにか思い詰めた雰囲気なんですね、奏。茜に選挙を辞退して欲しいなんていって、その理由が修の足。ああ、前回の回想、それは今回に繋がってくるものだったのか。奏の後悔。自分のしてしまったことをずっと思い続けてきて、それが今の彼女の思いを形作っている。しかし、それでも奏は茜の姉なんですね。修とのこと、茜に本当のことをいわないでおく、だって経緯を知ったら茜も気に病みますでしょう、ちゃんと妹のこと守ってくれてるんですね。そんな奏と修との関係、ああ、ずっと胸に隠していた気持ちを吐き出したのかな。それを受けて、修、ああ、いい兄ではないですか。ずっと気に病んできた妹、その気持ちをちゃんと理解して、受け止めてくれてるんですね。しかし、これで奏の気持ちも変化したかな、いや、変化はしたんだけど、それでも目指す目標はまったく違えずにいるってところ、これが奏らしさなんでしょうね。いいお嬢さんだわ。かっこよくて素敵です。
『ミソニノミコト』、おかしいなあ。それにとってもいい話。ウノハナの神棚を買いにいきます。エミリがほんといいやつでね、ウノハナも全然えらそばらないいい神様でね、そんなふたりはいいコンビだなあ。対照的なのがミソニノミコト、ウカノミタマのこと全力でからかったりしましてね、ほんと、このくだりおかしかったです。そして本題、神棚のこと。なんと、神棚ってこんななのかあ。うちにも神棚はあるんですけどね、一社宮ですね。けど、ほんと全然知らんものだなあ。神棚を選ぶくだりで、エミリとウノハナ、ふたりの気持ちがぴたってあう、そんな雰囲気あって、とてもよかったんです。ほのぼのだなあ、そう思っていたら、最後にあれでしょう。もうね、よかったなあウノハナ様。こういう不意打ちは大歓迎ですよ。
『音無さんは破壊神!』、なかなか面白いのではないでしょうか。夢にて、神を名乗る少女? から、力を託された音無いりす。地球の破壊を命じられるんだけど、もちろんこんなのただの夢だと思っていて、でも夢じゃなかったっていうんですね。友達の鈴木すず、この子との会話のなりゆきで、机に空手チョップをお見舞いすることになった。そうしたら、神の力が発動しちゃって、ええ、大変なことになりそうですよ。神が命じる地球の破壊。もちろんいりすはそんなつもりまったくなくて、なるほどそれで神といりす、対立することになるのか。仮面ライダー的な、ええと昭和のね、構図ができあがって、いりすの戦いどうなるのだろう!? 神より強いとのこと、ほんと、いりすの活躍、ちょっと楽しみですね。
『しらたまリフレイン』、ゲストです。おお、なるほど、バンドもの。女の子ふたりが、ビデオでお父さんたちのバンドを見て、そのバンドというものに憧れている。そのうちのひとり、吉野千尋が高校生になった朝、母から託されたのが父のギター。って、父の部屋、開かずの間になってたのか。って、父、故人!? かくして父のギターを受けとって、学校にいく途中で出会った友人、ビデオを見ていたもうひとりの子ですね、結希、この子の方も似たような状況で、なんと、ベースを託されていたんですね。けれど、学校ではギター触る余裕がなくって、そのままふたり、自宅に帰ったら、なんとうちにスタジオがありました。ギターの入手や環境構築もろもろ、そうしたところはもう全部すっとばして、ふたりが楽器に触れて、いろいろを知っていく、そこがメインになりそうなバンドもの。どういう方向目指すことになるのかな。そのあたりは、まだまだこれからみたいだけど、いずれドラムも加わってくる? そんな予感がしますよね。
- 『まんがタイムきららミラク』第4巻第7号(2015年7月号)
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