『まんがタイムきららキャラット』2010年8月号、昨日の続きです。
『もこもこBOX』、なんと、学校に通うのですね。なるほど、ようやくわかりました。私はこれまで、キューが私塾のように開いている学校だと思っていたんです。違うのですね。あれは寮で学校ではないのだということ、ほんと、遅い理解でありました。さてさて、学校にいったラビとカッチ。もうとにかく可愛くて、それでもって面白いなあ。クラス替え、どうなるんだろうって期待と不安にきゃあきゃあ喜んでいる状況からの転換。担任の先生の字が汚ないっていうのを皆で訂正するその様子。静かに、けれど充分にやりとりもろもろ表現して、くすりと笑ってしまう。これはよいわ。ただ可愛いだけじゃないのよ? この子らのわくわくとした様子が伝える気持ちのたかまり、愛おしさに胸がいっぱいになりますな。そして、楽しい、面白い。いい漫画だぞ、なんて気持ちになったのですね。
『あさねてひなた』、ゲストです。ペットショップでバイトするお嬢さん、あさねがヒロイン。でも、動物に好かれない? そうかと思えば、動物に好かれすぎるお嬢さんも出てきたりして、その子の名前はかりん。動物に好かれる嫌われるといった違いだけでなく、だらしない? なんか駄目な子? であるあさねと、しっかりしてる、真面目、けれどなんだかうまく運ばないところがある、かりん、実に対照的でありまして、そんな彼女らのやりとりにつっこみ役のヒナがぴしりぴしりと区切りをつけていく、そんな感じです。
最後にわんこと仲良くなれて、なるほど、この子との交流が軸になっていくのか。そう思ったらいきなり買われていった! でもちゃんと再会できたというところ、悪くなさそう。そして、先生ふくめてのコミュニケーション、面白くなりそうかもって思ったのですね。
『かしまし』、ゲストです。元気な女の子ミキがラブレターもらったよ! というところからはじまる、ミキ、ユキ、ギンの恋愛談義。ちょっとずれてて、ちょっと酷くて、でもって女の子三人でわいわいやってるうちに、もともとの発端を忘れてしまうっていう、王道的であるなと思います。女の子は可愛い、キャラクターもわかりやすい、あとはこの漫画ならではという独特の面白さが打ち出されてきたらきっといい。そんな感想です。
『ねこみみぴんぐす』、なんか面白いキャラクター、また出てきたなあ。野槍雀。この子、前回きゅうりを食べられてしまった娘さんですけど、ひよりのライバルになっていくのかな? で、そのひよりですが、やっとこさ一勝。むくわれたなあ、よかったなあと思えて、これ、多分単行本で一気に読んだら、さらに印象が強くなるだろうなあ。で、ひよりの二戦目。応援する穂咲さん、そして雀が彼女と出会って、おおう、なんとライバル関係はここに成立するのか!
今、物語は以前対戦して負けてしまった酒林高校の彼女らとの確執といいますか、雪辱に燃え力を出し切ろうとする鈴白高校の面々、ひよりの頑張りが光っていますが、注目する双子のひとり、彼女は実に真剣にひよりのこと見ているのに、周囲はちっともそうとは思ってくれないというの、地味なんだけど面白かった。シリアス一辺倒にはしないところ、とてもいいと思っています。
- 『まんがタイムきららキャラット』第6巻第8号(2010年8月号)
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