2010年6月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2010年7月号

『まんがタイムきらら』2010年7月号、昨日の続きです。といったはいいのだけれど、昨日はちょっと書きすぎました。実は、今このBlogは縮小更新中で、だから雑誌について書くときは1記事4タイトル程度と制限するつもりで、しかしタイトル数減らしても倍書いたら意味ないよね。というわけで、今日は減らします。

二丁目路地裏探偵奇譚』、今月最終回でした。冒頭から、なかなかの典型的ネタがぶちかまされたわけですが、最初、ちょっと信じてしまいましたよ。荒れ果てた街。ひとり残るアリス。ああ、彼女が吸血鬼という話、最終回にてそれを決定的に描写したのかと思って、そうしたら、そこに現れるショコラの正体は!? いや、すっかり騙されました。最後はみんな揃ってのラスト、これもまた典型的ではあるのですけれど、定番には定番のよさがあるのでしょう。カーテンコール、みなさんさようなら。そんな雰囲気。ええ、みなさん、さようなら。楽しかったです。

『SAVE THE EARTH!!』、ゲストです。中二設定に酔ってる女の子、村咲まなみ。地球を守るのだ、みたいなこといっとるんですが、部の友人、須々木棚香は宇宙生命体とかいってるし、井藤ネピフルナーゼリノロサールはパソコンとかいってる。しかし、これが嘘じゃないっていう、そういう展開はちょっと面白かったです。まなみだけが嘘というか、設定に酔ってるっていう、そのいたたまれない感じ、それがよかったです。

PONG PONG PONG!』、せっかく部に昇格したっていうのに、祐太をめぐる状況は変わらず、というか、むしろ深刻になって、いやあ、すっかりね、部に昇格したら、おいなりさん食べて、お菓子食べて、楽しく過ごすのかなって思ってたら、まったくもって甘かった模様でございます。お師匠さん、怖いなあ。だらだら気楽に展開することを許さない、お師匠の厳しさ。それがうまく刺激になって、狸子のいっぱいいっぱい感を演出してくれる。面白いなあと思いますよ。でもって、もうひとりのいっぱいいっぱい、江上さんですが、変態的な意味で前向き。面白いなあと思いながら、困った人でもあります。もう、大好きです。

『ゆとり乙女』、ゲストです。ちょっとタイトルが微妙かなと思って、それでやっぱりいきなりゆとり教育で学力低下ときて、ううむ、微妙かなと思ったのですが、わりに面白く読めまして、できの悪いお嬢さん、乙女のために雇われた家庭教師、新島百合は小学2年生。天才少女ものであるのだけれど、ただ天才であるだけでなく、中身はおばさんなのか? 勉強教わるところなどは、結構ちゃんとしている感じ。でもって、学校で一番怖いのは保護者とか、こういうネタは素直に面白かったです。乙女と百合の友情とでもいいますか、そういう描写は好みです。教わることがあり、そして伝えることがあり、その時、乙女が生徒からお姉さんに変わるっていう、その状況ががらりと違ってしまうっていうの、こういうのが好きなのです。

My Private D☆V、中村哲也です。ああ、この人の好みは私の好みにかなり重なるものであるかも知れません。マニッシュな女性の魅力とでもいいますか、凛々しい、きっちりかっちりしてる、そうしたスタイルの中に女性らしい優美さややわらかさが垣間見える。どきっ! とさせられる、ああ、素敵! と思う。ええ、わかります。私もパンツスタイルのスーツとか好きですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第8巻第7号(2010年7月号)

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