この間、テレビを買ったなんていっていましたが、うちに大きな画面のテレビがあるというのは実にはじめての経験で、もうなんか舞い上がってしまって、DVDを引っぱり出してきては、見るなんてことをしています。映画なんか見ると違いますよね。今までは、上下に黒い帯が入って、ただでさえ小さな画面をさらに小さくして見ていました。それが、画面いっぱいに見られるようなって、そりゃもう大迫力ですよ。とりわけよかったのが、映画『ウッドストック』でした。全然違うんですよ。以前のテレビでも、その迫力に打たれたものでしたが、映像が大きく映し出されると、その威力もずっと大きくなって、もう、本当にすごいなと、感心するばかりで、それで、またちょっとこの時代の音楽に引き付けられているのでした。ええ、CDを買いました。スライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバムを2枚ほど。ええ、Stand!などを買ってみたのですよ。
Stand!を買ったのは、『ウッドストック』で演奏されていた曲、 I Want to Take You Higherが収録されていたからでした。やっぱり、聴いて知っている曲があるというのは大きいです。それになにしろ、これを聴いて、スライってすごい! って思ったのですから、そりゃアルバムでもこの曲の入っているものからと考えたのも自然かと思います。
そして、聴いてみて、アルバムとなるとやっぱりライブよりおとなしくなるのだなあ。なんて思ったのだけど、いやいや、とんでもない、聴いてるうちにどんどん高揚してくるではありませんか。そりゃさすがにライブ映像で見るようなすさまじさはありませんが、荒々しさのとれた端正な演奏から、徐々に熱を帯びていく、そののぼっていく様はなんともいえないものがあります。それは、私の目当ての I Want to Take You Higherもそうだし、そしてほかのどの曲でも同様で、これはいいなあ、こんな風に演奏したいものだなあ、そう思って憧れるアルバムであると思います。
ところで、この記事を書くために調べてみて知ったのですが、Sony LegacyレーベルからThe Woodstock Experienceと銘打ったアルバムがリリースされるんですね。2009年6月30日発売らしい。スライ&ザ・ファミリー・ストーンのStand!、2枚組で、通常のStand!にウッドストックでのライブ音源を収録した2枚目がセットになっている。他にはサンタナとか、ジャニス・ジョプリンとかジェファーソン・エアプレインとかジョニー・ウィンターが出るらしく、これはちょっと欲しくなるなあ。これで全部なのかな? それともまだまだ出るのかな? 詳しくはわかんないんだけど、この2枚目のためにStand!を重複させてもかまわないかななんて思うくらい。とかいってたら、『ウッドストック』がさらに長くなって、しかもBlu-ray化されて、再リリースされるのか。これはちょっと欲しいかも知れないなあ。
かくして、ちょっと調べてみただけで、どんどん泥沼にはまっていく私であるのでした。金なんざ、いくらあっても足りないって感じ。本当に危険な状況でありますよ。
2 件のコメント:
映画「ウッドストック」は断片的にしか見たことが無いのですけど、複数の画面が一度に出る演出は面白くもあり、便利でもありますが、ちょっとわずらわしく感じたのも事実です。
それはさておき、ウッドストックでのスライ&ザ・ファミリー・ストーンの曲は「dance to the music」が好きです。
勢いがありますし、ポジティブな感じもしますから。
夏には未発表映像なども盛り込まれたソフトが出るとのことですけど、ジミ・ヘンドリックスが好きな私としては、数年前に出た2枚組DVDで満足なので見送るかもしれません。
あまりに凄過ぎて、見る度に呆然とします。「アメリカ国家」の演奏ばかりが語られますけど、どの曲も必見&必聴……と思うのは、単純にファンだからかもしれません。
スライ~から脱線してしまいましたが、失礼しました。
複数の画面が一度に出るのは、確かにちょっとわずらわしいところもあるかも知れませんね。最初のころは、どこ見たものかわからんというね。けど、何度も見ているから、今はもう大丈夫、どんとこいです。
ジミ・ヘンドリックスは、確かに『ウッドストック』のクライマックスにふさわしい演奏で、本当に偉大であったのだなと思わないではおられません。どの曲も必見、必聴というのは、多分、あの映像、音楽を知っているものの多くが思っていることかと思いますよ。私もそう思いますから。
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