6月にはじめたWizardry XTH 2、全クエスト完了しました。というか、してました。ちょっと風邪引いて寝込んでましたが、もしかしてその時にゲームしてた!? なんてあらぬ誤解を招いてもいやだから書いときますけど、クエスト完了は風邪引くよりももっと前の話です。もうちょっと具体的にいうと、テルミン手に入れる少し前でした。シナリオをクリアして以降、八月九月は黙々とアイテム集めにバルタス潜ったり、錬金術師のレベル上げをしたり地味な作業をしていたのですが、なんだか唐突にクエストも進めちゃおっかなあという気持ちが湧いてきまして、そうしたらわりと楽にクリアできてしまいました。やっぱり、レベル上げすぎてたか。慎重はいいんですが、それも過ぎるとゲームの面白さを損なってしまって駄目ですね。
XTH 2をクリアしてみての感想は、やはり以前と同様、ゲームとしての難易度は下がったなあ、につきます。やっぱりパーティスキルの存在が大きいです。迷宮のレベルが上がり敵が強くなってくると、突撃,集撃の陣でもやりそこねが発生してしまい、逆に危険を招きかねません。というわけで、常に先手を取れる疾風の陣が有効になってきたりしましてね、そしてここで重要なのがマハンマハンですよ。この呪文は、旧Wizのハマン,マハマンに相当するのですが、XTH 2では相当な低コスト化がはかられていまして、なんとレベル低下を引き起こさないのです。レベル7の呪文使用回数を0にするだけですからペナルティなんてなきに等しい。敵の攻撃力がやばいと思ったら防御力を強化し、特殊能力がいやなら特殊能力を封じてですよ、魔法だって無効化してしまう。これで勝てないったら嘘ですよ。実際、クエスト終盤に登場する真ラスボス戦でもですよ、楽に勝ててしまいましたから、これは相当なものです。仮に一人や二人死んだとしても、マハンマハンで蘇生、ドレインくらってもマハンマハンで帳消し。これまでのWizのシビアさを考えると、どれほどの楽さであろうかと思います。
けど、これはあくまでも普通にシナリオを進め、クエストをクリアするということに限っての話です。XTH 2ではラスボスに何度でも挑戦でき、しかも倒すごとに強くなって帰ってくるというおまけつきのため、いつまでも楽勝気分ではいかんのですよ。私は全員生きた状態で勝利するを目標にしているわけですが、それもいつまでもつことやら。だってね、シナリオクリアすると、それまでの中ボスが迷宮うろつくことになるのですが、セカンドパーティを差し向けたら、ころっと二人殺されましたからね。笑っちゃいましたよ。油断したつもりはなかったんですが、けど慢心はあったんでしょう。それからはどんなに弱そうに見える敵でも、全力でたたきつぶすことを心に誓いましたとも。
戦闘が楽になったといっているXTH 2ですが、反面厳しくなっているところもあるんです。前作ではこちらだけが使え、敵が使ってくることのなかった各種スキル、神撃や狙撃、乱撃の類いですが、これを敵も使ってくるようになったのです。これがたまらん。特にクリティカルやドレインを持っている奴が斬り込みやら乱撃やらを使ってきたときが最悪で、一度に二人首を刎ねられて、どうしようか茫然としたことがありました。まあ、マハンマハンで蘇生させたんですけど。とにかくクリティカル、ドレインなどの致死的、凶悪な能力を持つ奴がいたら、早期に殲滅が基本であると思います。でもそうすると単体攻撃に特化された神女や献身命の君主がメインの我がファーストパーティでは手が遅いんです。などなど、戦闘が楽になったとはいえ、それなりに頭を悩ませる要素は残っているわけで、こういうところはやっぱりWizardryらしいといえるゲームだと思います。
クエストはクリアしたので、あとはマップを埋めて(未踏破があと五つです)アイテム揃えるくらいですが、アイテムなんて正直揃えられる自信がありません。一応最強クラスの装備も出たりしている(全種族+の女神の槍+4とか)んですが、村正とか出ねえんじゃないかなっていうほど出ません。だって、作った村正が一本あるだけで、とにかく泣くほど刀が出ない。でもまあいいや。こういうのは縁があったら出るでしょうの世界です。だから気長に、期待せず楽しんでいくのがいいのだと、そんな風に思っておきましょう。だから、実際まだまだ楽しめるゲームであると思います。
- 『ウィザードリィエクス 〜前線の学府〜 公式コンプリートガイド』(The PlayStation2 Books) 東京:ソフトバンクパブリッシング,2005年。
- 『ウィザードリィエクス2 〜無限の学徒〜 ザ・コンプリートガイド』東京:メディアワークス,2006年。
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