2006年7月2日日曜日

マクロス VF-X2

 私はもうほとんどゲームをしないようになってしまって、実際ここひと月ふた月ほど、ジャンル、プラットホームを問わずまったくゲームをしていませんでした。けど、もともとゲームが嫌いな訳ではありませんから、たまには遊びたいなんて思うのですね。それも無性に遊びたくなってしまう。けど、新作に手を出す気はなくて、だからストックされているゲームからなんかこれというものを引っ張り出してきて遊ぶということになるのです。

この選ばれる条件ですが、すぐ終わる、それでいて楽しい、というようなものになりますでしょうか。そうして今回選ばれたのは、『マクロス VF-X2』でありました。

『マクロス VF-X2』は、かの有名なアニメ『超時空要塞マクロス』に出てくる可変戦闘機に乗って戦えるという趣旨のゲームでありまして、こういうの買うんだからさぞマクロス好きなんだろうといわれれば、実はそうじゃなくってですね、テレビシリーズはただの一分たりとも見たことがないんですよ。映画『愛・おぼえていますか』は何度か見ましたよ、テレビで。あと、『Lovers, Again』だったかなあ、イシュタルが出てくるやつ。マクロスヘッドでイシュタルが歌うやつ、それを見ました、テレビで。本当にそれくらい(この『Lovers, Again』、マクロス年表を見れば、なかったことになっています! なんと、テレビドラマでしたってことにされてるの! ちなみに『愛・おぼえていますか』は終戦記念の映画という扱いです)。

と、こんな風に浅くて薄いファンだというのに、『VF-X』は買うのです。第1作も持ってます。それで悩んだすえに2も買いました。なんでか!? 単純な話。私はあの可変戦闘機が大好きなのですよ。アリイから(あれ? 学研だったかな?)出てたマックス機バトロイドタイプを持ってました(マックスが誰かも知らないというのに!)。イマイ科学から出てた、組み換え変形も持っていました(1/72スケールだったかな?)。ちなみにこちらはVF-1J(白)でした。私は、あの四本角のVF-1Sが好きではなくて、シンプルなJ型の方が好きだったのですよ。あ、そうだ、もう一体、リガードだっけ? あれ持ってたわ。あの独特の一つ目足長戦闘ポッド。味わい深かった……。

と、そんなこんなですから、可変戦闘機大活躍の『VF-X2』も欲しくなったわけですよ。登場機体も結構あって、VF-1、VF-11、VF-17、VF-19、VF-22は当然のように出てきて、さらに水に潜れる攻撃機VA-3やガウォーク形態がモンスターの爆撃機VB-6が目玉(爆撃機といっても、爆撃はしない)。と思ってたらまだ出る。スーパーバルキリーにアーマードが二種類。もう、うはうはですよ。

この時期、バンダイはいわゆるギャルゲー展開に力を入れていたのか、クリアスコアが高いとそうしたシーンも挿入されて、けどノーマルだとどんなにがんばってもBまでしかいかないんですが!? なのでしかたがないのでマニアックでチャレンジして、けどこれ、AやSが乱発されるのはいいとして、途中でどうしてもクリアできなくなりますよ……。確か、これをクリアするとナイトメアというモードが出てきたように思うんだけど。で、私、これらを全部一通りクリアしているはずなんだけど……。実際、どうやってクリアしたのかわからないくらいです。

ゲームとしての難易度はちょっと高めで、バリアブルビューというミサイル視点、ターゲット視点で見るという独特の感覚がどうにもつかみにくいという問題もあって、私は結局後ろから見るモードでしかやって来なかったのですが、これだとレーダーサイトのないこのゲームはつらい。ターゲットの距離が測れないからドッグファイトできないんですよ。だから、本来はターゲット視点やらを使いこなすべきなんでしょうが、これ、はっきりいってわかりにくいんです。私みたいな人間には、前作『VF-X』よろしく、コクピットビューがあったほうが嬉しかったりします。

とはいっても、今遊ぶとすれば断然『VF-X2』ですよ。ドラマは臭いけど(けど今の時勢からすると、結構ドッキリするような内容だったりする)、結構楽しめます。あの、途中の分岐の選択させかたなんて、よく考えたなあと思います。

こういう3Dタイプの可変戦闘機もので、コクピットビューにこだわりましたみたいなのが出てたらきっと買っちゃうなあ。てなわけで、バンダイから出てる『超時空要塞マクロス』に今さらながら興味を持ってみたりして。でも、私は別にマクロスのストーリーには興味がないんですよね。ストーリーなんて完全オリジナルでいいから、とにかくたくさんの可変戦闘機を扱いたい!

『VF-X3』が出たら買いますぜ、きっと。でも、プレステ3だけは勘弁な。

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