『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号、先日の続きです。
『精霊さまの難儀な日常』。前半、後半でテンポ、雰囲気違えて、そのめりはり、大変よかったです。前半は精霊たちによる、人を知るための会議。そして後半は、待ちぼうけくわされておかんむりのともり発案のかくれんぼ勝負。これ、前半の会議にての人の価値観、気持ちを理解するという結論が、後半の強敵、ともり攻略の鍵になったところ、これもまたよかった。いい構成だったと思います。で、それはいいんですが、ともり、どんだけ強敵なのか。人智を超えた力でもって、およそ発見不可能と思われる隠れ方した精霊を、ばんばん見つけていくともり。隠れれば精霊たちを見事に翻弄して、いや、君こそ人智を超えていないか!? そんなともりの作戦見抜いたサラ。これ、ともりを理解するとともに、ともりとの距離を縮めている、そんな感触もあって、いいコミュニケーション回であったと思います。
『すわっぷ⇔すわっぷ』。最終回でしたね。入れ替われなくなった春子と夏子。なぜなのか、いろいろ試して、考えて、その果てに、ふたりの関係は入れ替わりでこそ深まったけれど、ただ便利に入れ替われるだけの関係じゃないということが確認されたの、大変によかったと思います。春子がいいよなあ。不安になっている夏子に語りかける、その言葉のしみじみと実感のともなって暖かみのあるところ。ええ、ふたり、いいカップルでありますよ。で、その入れ替わり、再度できるようになりましたっていう、そのきっかけ! いやもうとてもいい。とてもいい最終回でした。最後のね、ふたりの笑顔、あれなんかもう素晴しかったですよね。
『mono』。めちゃくちゃ面白い。この丸石道祖神を探すイベント。実際にあったりするのかな? あったら面白いよね。でも、人ん家の庭にもあるとか、実際にやるとなると難しそうなイベントだなって思いました。丸石神を探してあっちへこっちへ、その移動する様子も面白いし、見つけた石のまんまる度が出てというそのギミックも面白い。95%超えとか見たら、おお、これもう上位確定じゃないの! とか思ってたのに、まさかの98%出現! そこからの対象外認定。ほんと、いいアップダウンじゃないですか。この一喜一憂に、移動中のやりとり、春乃の泣き言、そうしたところに見えるいろいろ、これが愛おしく感じられる。で、あの落ち! もうね、最後の最後でにやりとさせられる。うまいですわー。
『エクソシストと首輪の魔法』。こちらも最終回! そうか、これ、ラブコメだったか! なんかそんな認識なく読んでたのはきっとアルマを秀翔にとられたくなかったからだなあ。秀翔がアルマを失って、いよいよ待ったなしの状況からの再召喚。再び呼び出されたアルマに告げる大切なこと。って、そんなにも迂遠な! どんだけ素直じゃないん、あんた。でも最後にはアルマにちゃんと気持ち伝えられて、さらにはアルマのこと大切にしてくれたの、嬉しかったなあ。魔界に戻ってしまったアルマのもとに現れた、かつての人の友人、秀翔のご先祖、これもまたよかったですよ。
『先パイがお呼びです!』。素敵な扉絵だなあ! 今回は神社にてお祭り。ベビーカステラ探しにひとり行動してるマヨを引き止める狐面! あやしい! 不審者? 困惑するマヨだけど、そらそうやで。先輩でしたー。ええ、なんかわかってた。あの面とったところの先輩、いいですよね。いつもと違う髪形。でもって面はナンパ避け。そんな先輩と一緒にマヨが行動するところ、ほんといい雰囲気でしてね、ああー、ナンパは邪魔! あっちいって! ぐいってひきはがしたマヨちゃん、ナイスでしたよ。ふたりが別れる時に先輩が買ってくれたお面ね、あの、可愛いといってくれた先輩の笑顔、照れるマヨ、もう最高だったと思います。最後の生徒会3人もね、仲良い様子、素敵でした。
- 『まんがタイムきららキャラット』第15巻第4号(2019年4月号)
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