『まんがタイムオリジナル』2019年4月号、先日の続きです。
『カントリー少女は都会をめざす!?』。突然、八重の前に現れた刺客! 手には刀! というんだけど、その小さいの、そうか、雛人形から奪ってきたんだ。自分も子供の頃、あの刀抜くの好きだったなあ、まではいいんだけど、八重のあの表現、平穏なひな祭りに突如襲いかかった刀狩りっ、っていうのが面白くって、ええ今回はひな祭り。近所の子、千秋ちゃんの家に八重と、それから大河さんがいくことになるんですけど、その途中の会話、田舎は土地が余っているというのが、まさか後々雛人形話で活かされるとは、まったくもって予想外でした。というか、千秋ちゃん、もっと人形大切にしてあげて! 道具はない、人形も足りてない、って、まさかのおひな様かいな! 一番肝心な人やんか! 雛飾りを楽しみにやってくるという椎奈のためになんとか誤魔化そうと頑張るのはいいけど、それがあの残念感溢れる落ちに繋がって、ええ、ほんと、あのシフトチェンジって表現にも笑わされましたよ。
『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。板野さんのことが覚えられない氷室君。毎回、この板野さんに会って驚くっていうのやるのかな? そう思っていたら、おお、新しい局面にはいりましたよ。そうか、板野さんのこと少しは覚えられたのか! というか、その覚え方が酷い! ほんと面白かったです。だってね、今回、なんとか板野さんのこと覚えられるようにと日記つけてみたり、いろいろ聞き取りしてみたりして、それだけやっても、忘れてしまうんだろうなって。一緒にカラオケにいったけど、その時の楽しさ、一緒に過ごした思い出は、自分のなかには残らないんだ。すごくしんみりとした切なさ感じさせてくれたというのに、まさかあの落ちって! いや、もう、この落差、うまかったと思います。さすがでしたよ。ああ、そうそう。氷室君、板野さんは眼鏡かけてる方が美しいですよ。ええ、美しいですよ。
『大奥より愛をこめて』。蒔乃の床入り騒動以来、上様と御台様、ふたり結構仲良く過ごされているというお話。花見の宴でも、ふたり一緒に語らって、そして上様、隠していた気持ちがあきらかになってしまったからか、もうすっかりあけっぴろげではないですか。チューしようぜチューって! 禁じられていないところギリギリまで踏み込んでやろうぜ! みたいな、その割り切りよう。いや、でも面白い。そんな殿の、拒否されてえずくところとか、もうほんとおかしかった。そして蒔乃はというと、ひとり踊るその姿は、ああ西洋の振る舞いが身についているんだなって。その姿大変に美しかったのだけど、大奥を敵視する老中に見られてしまった。最初、あの老中、目付きこそ悪いけれど実はいいやつだったりしない? なんて甘いこと考えたんだけど、いやはや、とんでもなかったですね。もうまったくもって非友好的。新たな一悶着、その種がまかれましたね。
- 『まんがタイムオリジナル』第38巻第4号(2019年4月号)
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