2019年3月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年5月号

『まんがタイムきららMAX』2019年5月号、昨日の続きです。

『こみっくがーるず』。連載が決まって、皆からかまわれてるかおすちゃん。その輪に加われてなかったふーら先輩、ついに暴発しちゃいましたか。話しかけていいかわからないから、とりあえずつかまえる。わからん! ほんとにわからん! けどまあ、かまわれすぎて集中できてなかった? かおすにとっては、集中できる環境が得られたようで、しかしこれ結果オーライだよな。オーライじゃなかったどうするつもりだったのか。いや、そんなこと、はなっから考えちゃあいないか。ネガティブ基調のかおすちゃんに、もっとネガティブなふーら先輩が絡むと、こんなにもめんどくさくなるのか! やたら下手に出てくるわ、さらには養ってときて、でもそれがまんざらじゃないかおすがおかしかったです。ほんと、きれいなお姉さんが好きなんだなあ。今回の、かおすの、信じてもらえたこと、はげまされたこと、この時のかおすの原動力がもりもりと沸いたところ、ちょっとめずらしかったなって、面白かったなって、ええ、こうしたことがこの子の力になるなら、悪いことじゃなかったなって思いました。ええ、頼られてはじめて育つものもあるのかもですね。

『旅する海とアトリエ』。今回はサグラダ・ファミリア。バルセロナときたらもう絶対はずせない名所中の名所ではあるけれど、この教会を紹介するにあたり、ただ有名だから、ただ人気だからという選び方、見せ方をしなかったの、すごくよかったですよ。前回描かれたエマとりえのやりとり。それが後を引いてどこかギクシャクしていたふたりが、この教会を訪れ、この教会を通じエマがりえに伝えようとしたメッセージ、それが一気に広がるところ、素晴しいと思った。迷っていたりえのいろいろが洗い流された、そう思われて、そしてエマのりえに向ける気持ちの真摯にして強く鮮やかなこと。とてもよかったですよ。そして今回でエマはお別れです。そうか、国ごとに案内してくれる人、かわっていくのか! この別れの場面もよかったですね。しんみりとしたところあり、ちょっと笑えるところあり、いい塩梅でした。そして次はイタリア。ああ、イタリア楽しみですね。どんなもの見せてもらえるか。期待ですよ。

『しょうこセンセイ!』。お母さんが海外にいく。その事実にうちひしがれていた翔子だけど、気持ちしっかりとふるいたたせて、母のことを、その気持ちを知ろうと行動するの、よかったですよ。先生をやってるといってもまだまだ子供で、いろいろがちぐはぐであるんだけど、そのちぐはぐさがゆえに母に対する気持ちの、落ち着かず、慌ただしいこと、よくよく伝わるようであったのですね。頭で理解してることと、気持ちで納得できないところと、そのせめぎあっているというのがね、大人でもままあることを、この小ささでしっかり受け止めようと頑張ってる。そしてきっちり気持ちを整理して飲み込む、その場面は充実の名シーンであったと思います。これまでの積み重ねが、娘の成長を願う母の気持ちに気づける翔子を育てていたんですね。そしてここから語られる母の娘への気持ち、一人前の社会人として接しようとしていたっていう、そのくだりもほんと素晴しかった。前半のコミカル基調に油断していたところに、ぐっと踏み込んで、しっかり跡を残していってくれましたよ。

『みわくの魔かぞく』。スマートフォンをめぐるいろいろ。おかしかった。沙夜香の話を聞かず、勝手にゲームをインストールする凉。そうしたら最初、まるで興味ないっていってた沙夜香がハマってしまうのね。うん、ゲーム、危険ね? 生活のいろいろがゲームに侵食されるっていうの、わかるわ、めっちゃわかる。ほんと、ゲーム、危険です。そして危険なの、まいですよ。まだフィーチャーフォン使ってたまいが、凉とミラの夜中にメールしてるのずるいって、すごい顔していいだして、さらにはスマハラなんて専門用語まで生み出して、いいなあ、まい。なんだろう、君、えらいこと個性を開花させてるよね。今回だけでも多彩な表情、さらに無闇で無謀な行動力見せてくれて大満足。そんなまいのミラにちょっとでも近づきたくて、それがなんだか難しくって、その様子の微笑ましさ。ええ、知らずパパのポジションにありましたわ。しかし、あのパパも面白いよなあ。魔王にして娘に叱られてるのがじわじわきます。

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