2019年3月29日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年5月号

『まんがタイムオリジナル』2019年5月号、一昨日の続きです。

『僕は女心なんて知りたくない』。面白いですよ。カフェでのバイト、オタクはいつも金がない、趣味にかけるお金を工面するため仕事掛け持ちしてる望美や、作家業が不安定なため、生活費稼がないといけない夢乃。ああ、人それぞれだなあ。そう思ってたら、無口だけれど内心では結構はっちゃけてるっぽい夢乃、ありゃあ面白いな。そうか、無収入なのか。ぎりぎり人生なんか。でも、見た目、なんだか楽しそうに見えるよ!? 仕事ぶりも個性的というか、がんとしてしゃべらない夢乃、いかすな! 壊しまくる望美、反省はしてるっぽいけど、いろいろやらかしてる、そのバリエーション、すごいな。これ、誰かの経験談じゃないのん? 今回、面白かったの、終盤に描かれた樹里の悩み。ここに望美のオタク趣味が繋がったところですよ。そうか、後輩ちゃん、望美と同じアニメ追ってるのか。しかも別担、余ってるグッズの交換とかできる! そこからの紹介して攻勢。これはいいな。なんか新しい可能性が開けそう。樹里さん、ぜひ紹介したげてくさい。

『おしかけツインテール』。かりんのお母ちゃん、いいよなあ。すっかり子供がえりしちゃってて、これ、ストレスのせいなのか。わかる、わかるわ。そもそも仕事が嫌だよな。ましてや休み明けともなればなおさらでしょう。正月明けて仕事に向かう母の、寝ながら通勤風景。あれ、目が覚めたの、何時ごろなんだ? でも、わかる、わかるわー。入らないやる気のスイッチ。あっち見ても、こっち見ても、皆が皆、ゆううつ。わかるわー。職場での母、かえりみぬのくだり、母を見守る同僚たち、この様子、面白かった。そうか、こわいものなしなのか。かっこいいな、母! しかし、この母。職場ではどうかわからんものの、家に帰ればぐーたらで、いろいろ駄目なところあからさまにしちゃってるんだけど、そのこと、かりんはちゃんとわかっているんだな。さらに母もね、それでも頑張るっていう、そうした気持ちの原動力! ああ、かっこいいじゃんか。今回は、本当に母の見せ場満載でしたね。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。板野、長谷川の家に御呼ばれして、こんなにも嬉しかったのか。友達の家にいったことがない。そんな板野が花散らしてるところ、もう最高だったと思います。そして氷室も登場。そうか、板野と氷室、ふたりが呼ばれたのに、記憶から板野が消えたせいでふたりきりみたいに思ってしまってるのか。さて、氷室、板野を見てちゃんと思い出せるようになってますね。ボエー、だけど。大きな一歩ですよ。でもって、今回、長谷川、板野が料理を作りましてね、それが落ちに繋がるの、あれは面白かったわ。板野のことは、歌の下手な人。そして長谷川は、料理の下手な人。あの恨みがましい氷室の表情、おかしかったです。さて、今回、結構重要なこと語られてない? 氷室の母は病気で死んだ。板野の記憶においてもそう。けれど長谷川は、事故で死んだと記憶していて、はたしてこれはただの思い違いなのか、それともなにか意味があるのか。なんかありそうですよね。このことが、氷室が板野を記憶できない、その理由に関わってもいそうですよね。

『大奥より愛をこめて』。蒔乃、昇進。雑用係から菜々緒の補佐になりました。仕事場は広敷に移り、なんとまあ、男性も働いとるの。大奥の外? と思ったら、これ、中なんだ。大奥は将軍以外の男性は立ち入れないものだと思い込んでいました。いろいろあるんですね。ここで菜々緒は、いわば仕入れの担当してるんですね。化粧品、布団など、日用のものから、大奥内での気晴らし、歌舞伎の上演、役者の調達にいたるまで、扱うものは多岐にわたって、調達の労もあらば、予算のやりくりももう大変。大奥にとめおかれている女中たちの贅沢はこれまで大目に見られてきた。しかし、そのいわば聖域に手を入れようとするのが松平定信。これはまた、バチバチと火花散らす展開、きそうですなあ。同時に、菜々緒に恋心抱いている本堂殿。この恋がバレれば、スキャンダルではすまない。とりわけ定信にとっては願ってもないチャンスになろうなあ。とりあえず現状は、菜々緒がまったく意に介していない、どころか気づいてさえいないのが安心要素? いやいや、なにかありそうな気がする。ああ、どうか、本堂殿が切腹するなど、悲しい展開きたりしませんように。

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