『まんがタイムスペシャル』2019年5月号、一昨日の続きです。
『コスプレ地味子とカメコ課長』。コスプレ試着中に宅配便がきてしまった。コスプレに限らず、女性はこういう困ったタイミングっていうのありそうだよなあ。たとえば化粧の途中とか、他にも見られたくない格好してるケースなんて、いくらでも考えられそう。どう乗り切るんだろうと思ったら、紫ノ井、フードにマスクで対応。ああー、あやしい。けど、宅配のお兄さんもこんなの慣れっこでしょう。身バレを怖れる紫ノ井さん。こうしたリアルとの関係、この人のこれまでの経験、それが関係してそうですよね。でもって、紫ノ井、努力家。アニメの絵を撮影しながら、設定確認し服を作る。さらにその上、キャラクターの個性をちゃんと出せるよう、筋力アップにも余念がない。立派だなあ。と、そこで課長のこと思い出して、あー、みっともないの見られたくないのね。うん、それはわかるわ。今回の、テレビに映ってしまってたという報せ、あれは今後ふたりの行動になんらかの影響およぼしそうですよね。そして褒め上手な課長。それだけ紫ノ井のことを買ってるんだなあ、この人。ふたりのこの関係、互いに益があるといいましょうか、見ていてすごくいいなって。恋愛のそれになるのかどうかは不明としても、今のふたり、いい関係を築けているって思うんですね。
『なごみ先生は職場のお医者さん』。新入社員、登場です。若いお嬢さんでしたね。ええ、鷺谷瑠璃里。自由な感じ、奔放な感じ。なごみ先生のこと子供扱いしちゃって、でも可愛いの好きなんだなってわかる。山田は鷺谷のこと、確実に持て余してしまってますね。課題ができない鷺谷さん。その様子にやる気がないのかなって? 山田がそうしたもろもろ悩んでいるの、なごみ先生に聞いてもらって、整理ができて、ああ、今回の話、すごくいい。この、悩みの言語化から、鷺谷のことを理解をしようという方向に向かって、そこからの解決。ああー、鷺谷も悩んでたんだよ。ふたり、ここで気持ち、意見のすりあわせがなって、そうなれば問題の解決にも一歩踏み出せるようになってという、これ、よかったなって。鷺谷にとっても、悩み、不安の払拭に近づけた。山田、なごみ先生にとっても、鷺谷からの信頼を勝ち得たわけで、ええ、これはいい。すごくいい。問題の解決するということは、こんなにも気持ちのいいものなんだなあ。再認識させてくれます。
『ワタシを欲しがる河野さん』。丸投げ店長の発案で、読みきかせ会をやることになりました。しかし、それを吉山内に無茶ブリしていく戸澤、この人も酷いなあ。店長のこと、丸投げかいって文句いってるのに、自分は吉山内やら河野やらに役割ふるだけふって、自分はそしらぬ風で去っていく。うん、いつか吉山内の復讐を受けるがよい。今回、自分は無理だって思ってた吉山内が、苦手を努力で克服していくの、これはこれでこの人にはよかったのかも知れないなって思われて、人前とか駄目なのに、朗読みたいなのも得意じゃないのに、覚えるほど読み込んで、土壇場でばっちり苦手を乗り越えていって、ええ、これが吉山内にとっての自信、可能性を開くきっかけになったらよいなって思ったのですよ。そして戸澤にいつか復讐するがいい! 吉山内と河野の関係は応援しています。
- 『まんがタイムスペシャル』第28巻第5号(2019年5月号)
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