『まんがタイムオリジナル』2015年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下ナースがナース姿で、って、あれ? コスプレじゃない? 風邪のはやる時期だからこその看護師スタイルなのでしょう。『らいか・デイズ』らいかもナースでお注射準備オッケーで、『小森さんは断れない!』小森さんもナースで、わーお! 尿瓶だ! そして『秘書の仕事じゃありません』の単行本発売告知カットもございます。
『よゆう酌々』は、前回の話を引き継いで、戸田くんの師匠さん、すっかり女将さんのこと、誤解してるんですね。同棲している。さらには身重。とんでもない誤解で、けど、戸田くん、これがきっかけで女将のこと意識しちゃうのか。しかし、ふたりの雰囲気、このところ、ずっとなんか意味深といいましょうか、妙にいい感じになってて、そこになお戸田くんのこの状況でしょう。書き初めに冬ごもりとか書いちゃう人ですよ。けど、キスとかいわれて動揺する。魚のキスですよ。鱚ですね。ほんと、最近は台所で一緒に作業したりしてたのに、すっかりまた頑なになっちゃって、ええ、もう、戸田くん、どうなっちまうんでしょ。
『秘書の仕事じゃありません』。なるほど、こっちじゃロボット部下を作ったはかせが主役なんですね。はかせ。葉加瀬で博士。穏やか? 落ち着いた? 黒髪の美人で、扉では、ええーっ!? なんで服はだけて下着を見せてるのー!? と思ったら、違った。ふう。びっくりした。この人、情緒とかまるでなくって、いいですね。部下ちゃんが指先を切ってしまった。なので直しますって、腕ごともいじゃう。また部下の予備パーツもいっぱいで、ドリルか。ロマンだなあ。あの、無表情顔パーツがたくさんあって不気味というから、笑わせてみました。って、これ軽いホラーじゃないか。この顔は博士がデザインを? のコマの部下ちゃん、めちゃくちゃ可愛いな。博士、とてつもなくマイペースで、どことなくずれてる。いわばボケのポジションを担っていて、なんかちょっといい感じかも知れません。好みかも知れませんよ。
『かでん屋さんの基礎知識』、今回は暖房器具がテーマなんですね。ものすごい厚着、あたかも雪男思わせるような人が来店。暖房器具を新調したいというのです。8畳間。エアコンは設置済みでアンペアの心配は不要。というわけで、贅沢に多種多様な暖房器具を、その特性をあげながら紹介する。ああ、オイルヒーターは換気の必要がないのか。それ、いいなあ。と思ったけど、コストとしてはどれが有利なんだろう。さて、そのお客さん、女性だったんですが、ひとつ納得するごとに、自分のマフラーやらニット帽、コートといった防寒着を草薙に着せていくんですね。これ、なにやってるんだろう? そう思っていたら、生き物って暖かいですものね、最後に草薙を連れて帰っちゃうんですね。って、おい、草薙、暴れてるぞ! この思いもしなかった展開。めちゃくちゃ面白かったです。それと、電熱ウェア、あんなのあるんですね。知りませんでした。
『北斎のむすめ。』、面白いですよ。チョコレートの話から入って、ええ、今回はお菓子の話なんですね。お栄は甘いものが苦手。なるほど、版元からの差し入れ。お仕置きだっていうんですね。姉のお辰は甘いもの好きなんだけど、太ることを心配している。それで、この体勢やってみな、ヤセる運動かと思わせて、実は絵のモデルっていうの、あのお辰渾身のちくしょうが最高でした。北斎の失敗、あれは面白かった。虫がたかりそうだなあ。そして鬼の面をつけて北斎帰還。お面の絵がうますぎる。って、そんな理由か。節分で食べる豆の数。皆自分の年をちゃんと覚えておらず、お辰の年齢頼りとなったところで、お辰が答えて、十五ですう。なんて可愛いんだ、お辰ちゃん! けど、北斎の家はお辰だよりっぽい感じですね。残るふたりが絵優先で駄目すぎますよね。
- 『まんがタイムオリジナル』第34巻第3号(2015年3月号)
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