『まんがタイムジャンボ』2015年2月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、バレンタインに合わせてでしょうか、おばあちゃん幽霊にはハートのチョコレート、そしてエロネコ型のカップケーキにもチョコレートのデコレーションです。天海さんの手作りなんでしょうね。制服にエプロンの天海さんです。そして『きつねとパンケーキ』からパンケーキを食べてるコンちゃん。『最後から二番目の神様』の新作告知カットもございます。
『ナデシコ!』。前回、営業部長から門前払いをくらったエミですが、言葉の綾? 「期待した」という百井の言葉、断片だけ拾ってエミ発奮、また突っ込んでいきそうになったんですね。エミのいう飲みニケーション。ああ、自分は苦手だなあ。けど、渋皮営業部長くらいの年代相手だと有効だったりするのかな。エミの作戦は、自分の歓迎会を口実に渋皮部長を酒の席に引き込もう。でもって部長、酒飲んだら話がわかるやつになるのか。それでおだてて気持ちよくさせて、そこからエミの語りに入る。あの丁寧に説明する、そのエミの表情が実によかった。部長も納得してくれたようで、よかった、そう思ったんだけど、ああう、あかんのか。なかなかにうまくいかん話。これ、継続ですかね?
『最後から二番目の神様』、おおっと、ゲスト扱いなのかい? お金持ちの少年、高天原フルコトには悩みがあって、中学校に友達がいない。なのに祖母に友達ができただなんて見栄を張っちゃったもんだから、なんとかしないといけない。学校は公立の中学校。けど、制服も着ないし、同級生にも様付けで呼ぶよう期待するし、横柄ではない、むしろ丁寧、けれどさすがに無礼で鼻持ちならない、この意識の違いが友達を作れない原因みたいですね。また金持ちだからタカれるんじゃないか? そうした言説にも傷ついて、と、こうした困ったボーイが、ちょっとの気の迷いから神頼み。そうしたら、空から神様が落ちてきたんですね。見事に美少女。この子と一緒に友達作りにはげむ? あるいはこの神様が友達になってくれる? 続きは次回でありますよ。
『ネカフェのおしごと』、ゲストです。ネットカフェでバイトすることになった半場拓真少年。けれど彼には苦手があって、ちょっと仕事にいきづらい。なにが苦手というと、同僚の小市くんなんですね。少年っぽい見た目の小市。けれど困ったことに、あれこれ壊してしまう。職場についたらドアノブを壊してる。続けてまた壊す。初日にもいろいろ壊していて、コンピュータを使うとフリーズから再起動。そうしたトラブルに困らされて、それで小市くんのことが苦手だっていうんだけど、小市くん、接客すると活き活きしてる。その様子に見直して、見習おうって、そういってるところ見られちゃって、それで懐かれるっていうんですね。このふたりの関係、これからどうなる? といったバイトものでありますね。
『拓海くんとアキラくん』、ゲストです。釣り少年とカメラ少年ですね。場所は横浜、大黒海づり施設。そこで朝の6時から釣り糸をたれるのがアキラくん。その釣りについてきたのが拓海くんなんだけど、彼の目当てはクイーンエリザベス号なんだっていうんですね。静かに釣りをしたいアキラに、もう飽きちゃってる拓海。ふたりのこの微妙な会話。なんかね、拓海がアキラに甘えちゃってるみたいな感じになってて、しかしこの日、中間テストだってのか。クールなアキラ。あかんたれの拓海。性格は全然違うふたりが、大きな船に圧倒される、その描写は面白かった。ええ、ふたりのやりとり、その感触に面白みを見出す、そんなタイプの漫画です。
- 『まんがタイムジャンボ』第21巻第2号(2015年2月号)
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