2014年8月18日月曜日

『まんがタイムファミリー』2014年10月号

『まんがタイムファミリー』2014年10月号、昨日の続きです。

『軍神ちゃんとよばないで』、扉の凛々しい虎千代。鎧の胸には膨らみが作られていて……、え? なんで? いらないよね? そう思ってたら、本編で見事になくなっていました。うむ、見事である。今回は虎千代の戦ですよ。宇佐美の馬に同乗して本陣に向かう。その姿に、宇佐美への信頼を得、さらに士気をあげる兵士たち。いやもう、宇佐美も兵士も違うから! これら勘違い、そこからの快進撃。もう最高に面白かったです。虎千代がですよ、なにも考えてない。兵士たちに酒をふるまい、って自分が飲みたいからですよね。甘々の笹だんごをふるまい、そして敵の足止めに使うはずの材木でキャンプファイヤー。これが、本陣正面。いやもうありえない話で、しかしこれを好機を攻め込んできた黒田勢を返り討ち。そして追撃に移るっていう、これ、本当に史実どおりなの? わからんのだけど、おかしかった、面白かった、それでちょっと痛快でした。暴れたがってる小島どのもナイスでしたよね。

『火消しなでしこ』、これ本当に面白いな。消防学校は土日祝日がお休みです。というので、梢も帰ってくるんですが、綿密に作り上げた予定表、それがちっともはかどらない。あんまりにも疲れてるもんだから、寝ちゃうんですよね。うん、しゃあない。しかし、これだけじゃないんですよ。兄貴です、兄貴。梢の兄も消防士。しかし、彼の学生時分はというと、ちいさな梢の面倒見ながら筋トレ筋トレですよ。兄ちゃんって凄かったんやな……!! 今になって知る兄貴のすごさですよ。予定してたこと、全然消化できなくて落ち込む妹への兄貴のアドバイス。あれはよかったですね。ほんと、いい兄貴ですよ。

『パパとあそぼう!』、扉の眼鏡かけたママさん、可愛いなあ。さて、父の実家に皆でいくんですね。里帰り。お盆だから? じゃないみたい。米ができたから取りにこいという父からのメール。意味がわからなくって、姉がデキ婚? あわてて帰ったら、全然違ったという話です。この家族、全員眼鏡なんですね。姉も眼鏡。父母も眼鏡。みんなレンズの向こうの目が見えない。夫の実家での妻のポジション、姉、あきこの解説、大人の駆け引きっていうのがらしくってよかった。そしてパパとさくらが近所を散歩。ああ、そうか、ここは父の実家か。昔の友人に出会ったりして、そういうのも面白い。そして最後の寛容な両親。ええ、とてもいいですよ。

『かしこみかしこみ』、めちゃくちゃ面白いなあ。夏休み、補習に森井くんとして出席してるのがなんと山椒。いや、もう、最高だな。クラスの皆がすごく気にしていて、先生はというと、まったく気にしないで、普通に授業を続けてる。ほんと、この学校、この世界観、素晴しいですよ。さて、翌日は山椒に代わってムクがくる。あのね、今日は19日だから、といって本来なら森井にあたるんだけど、あえて違う生徒にあてる先生がいるかと思うと、見事にムクにあてる先生もいて、あの困ってるムクを見て微笑んでるユキ先生、めちゃくちゃ可愛いなあ。心温まるものありました。プチ祈願での授業代行。これ、ちゃんと森井君がペナルティ受けるんですね。うん、神様、奏衣様、いいおはからいですよ。そしてラスト、この祈願がはやらなかった理由。ムク、山椒がくるのに自分がいないなんて悔しい。それを聞いた先生がたが、自分もふたりのいる組で授業したいとかね。そして一緒に授業を受けられる券が学校祭の副賞になるとかね。ほんと素晴しい。最高でした。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第10号(2014年10月号)

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