『まんがタイムジャンボ』2011年4月号、昨日の続きです。
『すいーとプロミス』はホワイトデーのお返しの話であるのですが、光介、綾に返すつもりではいたけれど、椿のことは忘れてた。っていうか、あれはわからんわ。でも、あんなチョコレートで、しっかりお返しねだるところを見ても、椿は光介に甘えちゃったりなんかしてるわけで、さらにはあんなに怒っちゃう。自分は光介の特別、ないしはかなり近しい存在である、そんな意識があると感じられて、それがすごくいいんですね。あの、もっふもっふと食べてるところも可愛いし、いや、もう、光介、最終的に姉か妹、どちらかを選ぶことになったりするんだろうか。妹を選んだら、なんか命がなくなりそうな気もするのですけれど……。最後の、茶碗トレードの罠、あれは面白かったです。
『でり研』は皆でお花見。で、この花見の様子、これが単行本の表紙になっているわけですか。凝ってますね。海原それから井ノ頭の服装、そして鯛焼を箸で食べるお嬢。これが表紙と同じなんですね。表紙の、ちょっとゴージャススタイルの海原さん、これが可愛いんですよ。魅力的だなって思ってたんですね。さて、大仏くんに思いを寄せるふたり。井ノ頭と海原ですけれど、井ノ頭がリード、大仏くんも可愛いなと思っている、そんな描写もあって、ほんといい感じであるわけです。対して海原に関しては、ヒャッホーウフフッ、だったり黒髪乙女ぺろぺろー、だったりするわけだからなあ。変態的なこといってるのは浦飯屋で、大仏は多少はましなんですけれど。しかし、ずいぶん違ってる様子。でも、その姿、雰囲気が好ましい、そんな風に思われてることは確かなんですよね。加えて、田尾先輩と浦飯屋、このふたりの関係も、なんだかちょっとよいなって思うんですね。
『輝け☆星の川高校自由形』。最初は変な娘としか思えなかった菊池乙女が、だんだんにいい子だなあって思えるようになってきてるのが実によいです。今回は、いや、今回もでいいかも知れない、泳ぐよりもぐだぐだ寝ている、そんな話だったのですが、中島の煽りにのせられてプールに飛び込み、溺れた翼。彼を助けるために飛び込み抗議する乙女がすごくよかったんですね。まあ、すぐに台無しになるんですけど、その台無しも含めてすごくよかった。しかし、翼、彼にとっては双葉ばかりが重要で、ちょっと乙女がかわいそうかな、なんて思ってしまうんですね。
『パドラーズハイ』、次回で終了なのか。『ナイショのひめねこ倶楽部』と『あまぞねす?』、それから『アイスボーイズ!』が最終回。ああ、終わったのは仕方ないとも思う。でも、好きだったり、最近とみに面白くなってきてる、そんなこと思ったりしてたものだから、ちょっと残念に思います。また、『パドラーズハイ』、これも唐突に終わるという印象で、もうちょっといろいろなエピソード、膨らませそうな雰囲気を感じていたものだから、本当に残念。ええ、もうちょっと長く読んでいたかったのですね。
『書店の古本さん』、ゲストです。ヒロインは古本新、こもとあらた、であります。書店の求人に応募。名前が面白いからと採用されて、しかしこの人、本に対する愛情、並々ならぬものがありますね。というか、情報を伝達するメディアとしての本が好きなのではなく、物質としての本そのものが好き、ある種のフェティシズムを感じさせます。伝統的といいますか、オーソドックスといいますか、そうした雰囲気も感じられる漫画です。だから『ジャンボ』でなく、他の系列誌でも問題なさそう、そんな感じがしました。
- 『まんがタイムジャンボ』第17巻第4号(2011年4月号)
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