2011年3月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2011年5月号

『まんがタイムきららMAX』2011年5月号、発売されました。表紙は、わあ、『きんいろモザイク』でありますよ! 素敵な表紙、素晴しい表紙! もう大好き。忍、カレン、アリス、揃い踏み! もう、ものすごく可愛いの。なんといったらいいものか、容易に言葉が見つからない。それくらいのものですよ。花びら舞い散る中、忍とカレンは座り、そのそばに横になっているアリス。そのひとりひとりの姿勢、表情の違いに、この子らの個性、キャラクター、大いに溢れているのですね。いやしかし、本当に三者三様の魅力があって素晴しい。見事な表紙であります。

『きんいろモザイク』、本編も素晴しいです。お弁当の話、そしてダイエットの話です。しかし驚いたのはカレンへのお供えでしょう。お地蔵さんといい出した時、どういう話なんだろうと思ったら、なんとお供えとな! これもカレンの人柄なんでしょう。可愛いだけでなく、にこにこと笑う、その人懐こさがいいのだろうと思います。しかしこの子たち、食べ物を与えないでください☆もそうなら、安産体型のカピバラの、可愛いのにちょっとビターっていう、そうしたところ。実に素晴しいです。

しかしさ、「モザイクのかけら」、これは欲しい。なのに抽選で100名とか、ほんとやめて欲しい。売ってくださいよ。ほんとそう思います。

『ふわふわ科学』、連載になったんですね。これは嬉しいです。ルリコ先生の科学ラボに通う女の子たち、って、最初の台詞、ものすごい説明だな! しかしそのわかりやすさは重要だと思います。でもって今回は電磁石。コイルを螺旋状に巻くっていうのは、なんかちょっと違うような? コイルってのは、線を巻いたものをいうんであって、この場合、鉄芯にエナメル線を巻く、それをコイルという、じゃなかろうか。てなわけで、この漫画の扱うもの、科学に興味を持って、実験を楽しむ女の子たちっていうのはすごくいいと思うのだけど、基本的な誤りみたいなものを避けるため、ちゃんとした監修をつけた方がいいと思う。ゲストの頃にも怪しいのちょこちょこあったけど、連載になったからには、そのへんちゃんとして、しっかり作りあげていって欲しいなって思うのですね。できることなら、U字のコイルや周囲を鉄の枠で囲うことで磁束をまとめることができる、よって磁力が強くなる、でいいのかな? ちょっと自信ないけど。こういう解説があるとよりよいなあとか思ったりしました。この連載には期待しています。

そういえば、こういう知識って、学研のひみつシリーズ、つまりは漫画で仕入れたんだったっけな。うん、今、そういう漫画を読みたいんだと思う。

『アキタランドゴシック』、とてもいい。今回はフリーマーケットの話なんですけど、ものすごくおどろおどろしい。秩序と無秩序とかいってるけど、そんなどころではない空間になっていて、拷問具、処刑具扱ってるやつがいるかと思えば、なんともいえず後味悪い叫び袋とか、ほんと、なんなんだろう。不思議な不思議なアキタランド。ちょっと怖ろしく、けどそれが面白い。アキタちゃんも、若干のあやしさ、そして可愛さ、とてもよいと思います。

『おにさん、こちら』、なんか動きが出てきましたよ。映画にいく。あかねが病気になったものだから、かなでひとりでいくことになったのですが、もちろんそこにはもみじがついてくる。で、これ、ちょっとした悲劇ですよ。たまたま会った友達と、映画館にいって、そこでもみじが暴走。ヒーローものを見たいといって、からだ乗っ取って無理矢理友人も引き込んで、その後も大騒ぎ。もう最低! でもね、漫画としたら面白い光景。確かに面白かったのだけど、かなで、落ち込んじゃって、そこからの言葉、ひとつひとつが沁みました。嫌われて、かなでから離れていったもみじ、この子もひとりぽつんとして、ああ、さみしいふたりだったのかも知れませんね。このふたりの仲、きっと復旧するだろう。そう思うのですが、そのきっかけはなんであろう、どうしたドラマになるだろう、これは期待したくなる展開であります。

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第5号(2011年5月号)

引用

  • 原悠衣「きんいろモザイク」,『まんがタイムきららMAX』第8巻第5号(2011年5月号),5頁。

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