このあいだ、学研のシンセでも買ってみようかなあ
、などといっていました。6月のことでしたね。実際に買いにいったりもしたのですが、残念ながら在庫している店がなく、注文してもいいんだけど、いやしかしめんどうくさい。どうしたものだろうかと思っていたら、馴染みの店が在庫してますよって! 今ちょっと引っ越しの最中で、片付いてないっていうから、しばらくしたらまたきますと約束して、その約束を守ってきました。ええ、本日、『シンセサイザークロニクル』、購入しました。
これを欲しいという気持ちは以前からあったのですけれど、なんとなく買っていませんで、買っても無駄にしちゃうんじゃないかなって、そんな心配があったからみたいです。ですが、それを思い切って買っちゃうと決めた。理由は、KORG monotronが面白そう! って思ったから。もあるのだけど、シンセサイザーというものを、知識として把握するのではなく、経験として知りたいという気持ちがあったのですね。先日購入したLogic Studio、これにはシンセサイザーのシミュレータもたくさんついてくるんですが、画面に映し出されたパネル一面についたスイッチ、つまみ、そしてLFOをはじめとする用語の数々。正直よくわからない。わからないから調べても、調べたその時は覚えていても、時間がたったら忘れてしまっている。
まいったなあ……。
そう思ったから、まずは簡単シンプルなものを触って、体感的にシンセサイザーというものを知ろうと思ったのでした。
『シンセサイザークロニクル』の付録、SX-150、基盤一枚のシンセサイザーなんですが、これ、つまみは5つ。スイッチが3つ。そして音程を変化させるカーボンパネルと電極棒。以上、なんですね。スイッチは、電源とLFOの波形選択、そしてレゾナンス。つまみはLFOレート、ピッチエンベロープ、アタック、ディケイ、そしてカットオフ周波数かな。
これ、LFOというのがどういう役割か、一発で理解できた。LFOは効かせ方によって、いろいろな効果を生み出すのだけど、SX-150の場合はピッチに影響して、例えば矩形波を選び速度をゆっくりにすると、救急車のサイレンみたいな音になって、もうちょっと速くすると、レストランとかに入店した時のチャイムみたいになる。矩形波だと効果音というか、おもちゃちっくな面白い効果が得られ、三角波だと音楽的な効果になる、ような気がします。
アタックとディケイは、それぞれの意味はわかってるんだけど、最初はどういう効果があるのかわからず、ピッチエンベロープを動かしてみてはじめて理解しました。ピッチエンベロープは音程が上がって下がる、そんな効果であるのですが、その上がる速度をアタックで、下がる速度をディケイで調整するんですね。そして、これにカットオフを加えると面白いんですね。カットオフを左にまわすと音がくすんでいくんですが、ピッチエンベロープでぐーっと上がった音程が、カットオフされる周波数を超えたところで明瞭に聴こえはじめ、そして下がるにしたがってくすんで消えていく。いや、今ためしてみたら、ピッチエンベロープは関係ない? ピッチエンベロープを左にまわしきった状態でも、同じような鳴りかたするよ?
といったわけで、これからもなお触って、試して、理解していきたい、そんな状況であります。いや、でもこれ、鳴らすだけでも楽しいですよ。
- 『シンセサイザークロニクル』(大人の科学マガジン別冊) 東京:学習研究社,2008年。
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