2010年7月14日水曜日

『まんがタイムラブリー』2010年8月号

『まんがタイムラブリー』2010年8月号、昨日の続きです。さて、昨日書かなかった表紙についてのこと。これは夏のレジャーなのでしょうか。ポニーに餌をやる『つぼみ園』のことみ先生。また、オリエンテーション? 宝探し? 『夏生ナウプリンティグ!』など。他にも虫取り、釣り、飯盒炊爨。夏の、さらにいえば山のレジャーであるようです。

『ゲエムがお仕事』、ゲスト? ニューフェースです。ゲーム会社で働くことになったミホリがヒロイン。けど、ゲーム職場ものは、もっと過激で内情曝露してるんじゃないか!? と思わせるようなものがあるから、ちょっと不利な題材に思えるんだよなあ。けれどこちらの作者も、ゲームをめぐる状況、大型筐体の梱包とかね、描いてるところを見ると、その周辺のことご存じなのでしょう。ということは、この先もっとつっこんだこと描いたりするのかな? 今回は、エア・カーでドライブスルーを攻めるエピソード、面白かったです。なんか、馬鹿馬鹿しくってさ、けどいかにも本当にやったりしてそうでさ。

『きょうだい反比例』、ゲストです。背丈が年齢に反比例している姉弟の話。妹が一番背が高く、姉が一番小さいという、その背の高さを気にしているまんなかの男の子、この子の無理したり、あるいは妹から、また姉からもいいようにいじられたりするところ、ちょっと悪くないなって感じです。全体に幼い、そんな感じの子らです。意地はってみたり、いきおいで酷いこといったり、いわれて泣いたり、そうした様子、やりとりを、微笑ましいなあ、って思って愛でられる人にはいいかも、そんな風に思いました。

『ゲーセンの成田さん』、ゲストです。ゲームセンターで働くお嬢さん、成田さんがヒロイン。わりとオーソドックスな漫画、加えておとなしめでもあるのですけど、なかなかに面白いと思えるところありまして、悪くなかったです。あの、UFOキャッチャー筐体に閉じ込められちゃうのとか、それから常連ぽい男の子の両替機ノウハウとか、特に後者はうまいと思いましたよ。もしかしたら、ゲーセンあるあるネタなのかも知れないけれど、私には意外と思われて、こういったエピソード、いろいろ展開されるといいなあなんて思ったのでした。

『恋愛ベジタリアン』、ゲストです。いわゆる草食系などといわれる人たちの話なのでしょう。奥手な青年と、いかにも世間擦れしていないお嬢さんの恋愛もの、でいいのかな? 同じ大学に通うふたり、迷子になっていたお嬢さんを案内して、それから携帯電話の番号を交換するまでが、紆余曲折というか右往左往というか、そんな感じに描かれて、いかにも奥手、いかにも恋愛上手じゃないっていう、そういう様子がいろいろくすぐります。

  • 『まんがタイムラブリー』第17巻第8号(2010年8月号)

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