今使ってるインナーイヤーヘッドホン、audio-technicaのATH-CK52のケーブルが断線しそうだったので、そろそろ買い替え時期かいなあ、そう思い、さてなにを買ったものか、おすすめないですかと問うてみたら、返ってきたのがEtymotic ResearchのER-6でした。これ、私の提示した希望、高域から低域までフラットで素直な特性、聴く音楽はクラシック、ロック、ポップスなんでもありで、クラシックを重視したいという、それにまさにジャストじゃないかという話。しかし、予算を大きく超えるなあ、とは思ったものの、せっかくなので買ってみるか。なんだか妙に安くなっているし。というわけで注文、そして本日ER-6が到着いたしました。
さて、せっかく到着したということで、試してみましたよ。視聴に使ったのは以下の5曲。
曲名 | 演奏者 | アルバムタイトル |
---|---|---|
Far East Bounce | Spanish Connection | Spanish Connection |
Melancolia De La Europe | Spanish Connection | Spanish Connection |
Angry | Matchbox Twenty | Mad Season |
Rhapsodie Espagnole - Prélude à la nuit: Très modéré | Claudio Abbado; London Symphony Orchestra | Ravel - Orchestral Works |
Toccata and Fugue in D minor, BWV565 - 1. Toccata | Marie-Claire Alain | Bach Organ Masterpieces |
スパニッシュ・コネクションは、ヴァイオリン、フラメンコギター、タブラのトリオで、ギターのきれのよさ、タブラの細かい音型などがどう出るか。Matchbox Twentyは、からっとしたロックらしいロックのサンプルとして、そしてあとはオーケストラとパイプオルガン。低音がどれだけ鳴るか、確認するならパイプオルガンがうってつけだろうという判断です。
で、試してみての感想だけど、やっぱり新しいだけあって、まだちょっと音が硬めです。ですが、以前ATH-CK52で感じたような、耳に痛い感じまではいきません。響きはクリア。三年使ってきたATH-CK52、これを聴くと最初に感じた中音が全然抜けてこないという印象、これは今なお変わらずそのままで、ER-6はというとそれとは明確に違っているなと思える音の出でした。高音は伸びてぱっと空間が広がる。そんな印象です。
また、普段使っているヘッドホン、SansuiのSS2とも比べたのですが、SS2、かなり古いヘッドホンなんですけど、これ、結構優秀なのかも知れないなと思いました。エイジングなんてとうにすんでるヘッドホンです。こちらの方が音がやわらかい。低音に関しては、エイジングがすむまで出にくいといわれているER-6の方が出ているように思われたのだけど、それはMatchbox Twentyでの感想。実際、低音域での動き、ニュアンスはSS2の方がよく表現していて、だからこれはエイジングを待つのがよいのだろうなという感想です。
低音に関しては、装着の仕方に慣れたらそれだけで変わるかも。装着感は左がぴったり、右がちょっと緩い感じで、これを一発でぴたりとはめられるようになったらいいんだけどな。あと気になるのは、ぱっと見ただけで左右の特定ができない形状、どっちかに印つけようかなと思っています。また、イヤホン本体がなんだかベタベタしてる素材でできてて、これすごく汚れそうな気がします。また、持ち運び用のポーチがついてきたのですが、はたしてこれを使うかどうか。多分使わないんじゃないかな、などと思っています。
これから使っていって、今はまだ硬めの音がどう変わっていくか。クリアさを残したまま、また音の立ちあがりのよさを維持したまま、角がとれてくれるとよいなと思っています。
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