2010年2月3日水曜日

Apogee Duet

 ここ数ヶ月、真面目に音楽に取り組もうと思っているという話をしていますが、どうせならちゃんとした環境整えてやろうぜ、って考えもあって、とはいえ、そんなに高価なシステムは無理です。とりあえず、Logic Studio買ってみようかな。録音場所が固定されるのはかなわないから、移動しやすいようにノートPCも欲しいかな、などなど、悪い癖ですよ。でも、気軽に使える、そんな環境があることは重要で、ちょいと出してきてちょいと使う。そうじゃないと億劫でしょう。で、その環境構築の一環で、オーディオインターフェイスも欲しいかなと思ったのでした。

新しいオーディオインターフェイスが欲しいと思ったのは、録音時のクリップノイズを怖れたのがきっかけでした。録音する際には可能なかぎりレベルをあげるのがいい。けれど、過大な入力があると、それがノイズになってしまう。なので、下げすぎずまた上げすぎずという適正なレベルを探るのですが、ところが実際に録音してみるとクリップが出る、あれー、上げすぎたか。聴覚上は大きいとは感じないのに、特定の音がクリップするということを経験して、ああ、リミッターが欲しいなあと思った。

そう、だからリミッターのついている、Edirol FA-66がいいんじゃないかと思ったのですよ。

でも、これも結構古い機種よね。姉妹機ともいうべきEdirol UA-25UA-25EXにアップグレードしていて、だからFA-66も後継機が出たりするんじゃないかと様子をうかがいながら情報収集していたら、FA-66はファンタム電源使用時にノイズがのることがあるというネガティブな情報を得まして、こういうのを知ると、ちょっと考えてしまいますよね。もちろん、ネガティブ情報だけでこれを退けるなんてことはしないのですけど、さらにいろいろ調べていけば、Apogee Duetは入力におけるゲイン幅が広いため、リミッターなしでもクリップしにくいといったような情報も得られたのでした。

Apogee DuetはMacintoshにしか対応しないというので、人によっては使いたくても使えない機器であるのですが、もともとMacintoshを使ってる私には問題なし。さらに、Logic導入を考えてるといってたわけですが、LogicにはDuetのコントロールパネルが入ってる。問題があるとすればFA-66に較べて価格が少々高いというところなんですが、ここはちょっと頑張ってもいいかな、なんて思うところもありまして、おそらくはApogee Duetを選択することになるのではないかと思っています。

今持っているM-AUDIO Fast Track Proから乗り換えようという理由はもうひとつあります。Fast Track ProはUSB1.1で繋ぐので、転送速度の問題から24Bit/96kHzを選択すると、2入力もしくは2出力となるんですね。録音はできるが、音は出ない、音を出したら今度は録音ができない、それはちょっと困る、といったことから、FireWire製品もしくはUSB2.0以降のものが必要だったのです。けれど、もしDuetを買ったとしたら、これにはMIDIの端子がついてきませんから、Fast Track ProはMIDIの入出力に使うことになりそうな気がします。なんか無駄に豪華なMIDIインターフェイスですが、将来的に繋ぐMIDI機器が増えるまではこれかな、っていう感じで無駄にはならない予定です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

duetのAD/DAは上位機種と同じなのでこの価格帯ではダントツどころか比較にならないくらいの高音質です。
もしレベルオーバーを気になさるのでしたら超高級プロ機メーカーのprism soundから発売されているOverkiller (ソフトリミッターhttp://item.rakuten.co.jp/reckb/p18_overkiller/) 34800円がおすすめです。
これはapogee社の上位機種に搭載されたsoft limitよりも優秀な働きで私もduetと合わせて使用しています。これで実質的にapogeeの上位機種よりもより大きな音で録音できてストレスゼロで快適です。
LOGIC9.1よりCD規格にデータを変換する際の
ディザー機能にapogee社のUV22HRというプロのマスタリングでも使われる高機能変換ソフトが追加されてもう音質劣化に悩む必要もございません。価格もapple社買収前の昔は20万程度したものが今や別売りの色んなソフト(合わせると50万超えます)もセットで5万弱・・

matsuyuki さんのコメント...

コメントくださり、ありがとうございます。

Duetの質の高さについては、いろいろ目にする機会も多く、ちょっと高いと思いながらもこれだと思わせる、大きな魅力のある商品と感じていました。

また、Overkillerをご紹介くださり、ありがとうございます。こういうリミッターがあるとは知りませんでした。もしリミッターやコンプレッサーを使うなら、センド&リターンくらいしかないと思っていた私には、衝撃的な商品です。

価格も、1本3万かと思ったら、2本セットで3万ですから、めちゃくちゃ高いわけではないし、見れば使い方も一発でわかるしで、これは本当によいものを教えてくださいました。

UV22HRについては、Apogeeのサイトを見て知って、またその後調べてみて評判がいいらしいと知って、それがLogicに入ってるんですね。ちょっと驚きです。これもまたすごくよい情報をくださいました。感謝の気持ちにあふれています。

Logicの価格については、私も驚きました。あの価格づけにはAppleの戦略があるのでしょうが、それにしても安いと思われて、いい時代になったと思っています。昔はコンピュータ自体が高く、またHDRのための専用機材なんかもあったのが、今はコンピュータも安く、ソフトウェアでできることも多くなって、しかも値段も手頃になってと、夢のような時代だと思っています。