2009年12月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2010年2月号

『まんがタイムきららMAX』2010年2月号、発売です。発売はいいんですけど、いつものコンビニにいったらですよ、なんでか1冊しか『MAX』がなくて、しかも妙に傷んでいたんですよ。うー、これはここで買ったものかどうか、えらい悩みまして、というのは、誰も買わないと来月から入荷しなくなるかも知れない。けど、1冊ということは、誰かがすでに買った後ともいえるわけで、といった具合に、えらい悩んだのでした。結局、京都に出る用事があったので、アニメイトに寄って買いました。金色の表紙、かなり派手。中央に大きな筆を持ったかなが立っている、なんだかすごく力強さ感じさせる表紙で、そして筆文字で寅。ああ、これはいいなあ。こういうの、私、大好きです。

フィギュ☆モ』、いきなりうー 暑いーときたものだから驚いてしまって、そうだ、この漫画、まだ夏だったっけ。今回は、WF、ええと、ガレキの祭典、わくわくフェスティバルの当日であるのですが、WFにおける常識の説明がメインになっている本編、すごく面白かったです。知らないことを教えてくれるから面白いのか、けれどWFの常識は一般の常識とはちょっと違うよというようなところ、ちょっとしたカルチャーギャップが丁寧に扱われるのは、なかなかによかったです。そして、当日版権が通らない話。えーっ、そんなこともやっぱりあるんだ。あの兄さんの変貌ぶりからも、ショックの度合いはわかろうものですが、まあ実際嘘大げさでなく、あんな気分であるんだろうなと思います。そしてひびきさん登場。私、この兄さん、好きです。ヘンな世界の住人だから、じゃなく、見た目にも麗しいお兄さん。素敵! 胸元の大きくあいたシャツ? サマーセーター? とても素敵でありました。

『ラッキーストライク!』、前回から引き続きシューズの話題。というか、シューズで引っ張るとは思ってませんでした。しかしそれ以上に、ボウリングのシューズってあんな風になってたんですね。私はそもそもボウリングいかないし、いったとしてもハウスシューズ? 借りるわけだしで、いやはや、ボウリングとは奥が深い。プロボウラーがスライドしてるのって、ああいう仕組みだったんですね。左右非対称。軸足に仕掛けがある。で、その靴に慣れる期間が必要というのですが、慣れない靴に苦しみながらもチャレンジを繰り返し、勘をつかもうと教室でも試してみるレンの姿。今まさにはじめて、だんだんにできるようになる喜び、先に進みたいと思う気持ちが伝わってくるところ、なんだかわくわくとさせられて、とてもよかったです。

天然女子高物語』、ちょっとしたことにも喜びをあらわにする小梅先生、なんかすごくいいなと思って、これは仕合せに慣れてないからなのか、それとも小さな仕合せも大切にしてるからなのか、でもどっちにしても魅力的でした。その前の一本の、ちょっと照れている? そんな様子もとてもよくて、ほんと、彼女のような生き方もいいのだと思います。中身は真っ黒みたいに描かれる人でもありますが、今回は、素朴ながらもきらきらと輝くような、そんな感じに終始して、いや、とてもいい。この人、いいなって思いましたとさ。

『お願い神サマ!』、とってもいい感じ。自分が可愛くないと思っている女の子に、可愛いと、素敵だといってあげたいのに、照れていえないという、その不器用さ。けれど、気持ち振り絞って自分の思いを伝えようとする姿。すごくよかった。ちょっとじんとしました。こういうの、些細なことのようだけど、実はすごく大切なことであると思います。いい話でした。

『ここみみなたね』、桜みさきの新作です。今はまだなんともわからないけれど、母にいわれたままに訪れた大邸宅。住み込みで働くことになりそうっていう感じです。主人はちょっと変わりもの。そんな屋敷に住み込むことになった、なたねの運命やいかに!? ラストの雰囲気に面白さ予感しつつ、次号を待ちたく思います。

『かすみのそら』、ゲストです。気が小さく、体力もないヒロイン、佳澄が転校先で出会う友人たち。人見知りしがちな佳澄が変わっていく、そんな話になるのだろうと思われます。展開こそオーソドックスだけれど、描かれる様子は面白く、置き去りとかさ、落ちにおけるその表情、悪くないと思います。

『きんいろモザイク』、ゲストです。わお、これはすごくいいかも知れない。ヒロイン忍が可愛いボブ娘だからじゃないよ? 忍のうちに住むことになったアリスが素敵な金髪だからでもないよ? 忍の憧れの先生、アリスのライバル、烏丸先生が優しくて美人で眼鏡でジャージ、だからでもないよ? 絵が可愛い。それは確かで、けれど絵やキャラクターの可愛さに加えて、かみあってるようでかみあってないんだけど、けれどなんでかかみあってる会話の面白さのようなのもあって、とてもよかったです。ハロー、アリガト、コンニチハで押し切る会話とか、すごく面白かったです。でもってしかし、アリスが可愛いな。先生も忍も可愛いな。

超級龍虎娘』の春希の特技、あれはちょっと羨ましい。毬虎にマイクを押し付ける、カラオケ店での攻防。めちゃくちゃ面白かったです。というか、カラオケの画面、可愛いな。これを原キーで歌う男、あこがれます。でもって、春希、やっぱりなんだかいい奴ですよね。ちょっと大人気なかったりするところもあるけど、でもすごくいい奴。春希の人のよさが、この漫画の魅力の下地であるのかな。なんて思ったりもする回でした。

『ふたりトラベル』。ちょっと台詞が追いづらいところがあって、右上からはじまらない。高さが違うならまだしも、同じ高さの吹き出しで左からはじまるようなところもあって、つっかえつっかえ読みました。けど、そうした欠点も帳消しにできるなって思ったのは、この雰囲気がとてもよかったからでした。物語といえるほどのものがあるわけではない。けれど、なんだかヒロインひなの心情が伝わってくる。いいなと思う。そして最初のシーンが生きてくる。よかったです。でも、人は選びそう。ということは、私は選ばれたのでしょうか。

ぼくの生徒はヴァンパイア』。ついにXデーが! 可愛いカミラがクローディアへの嫉妬をたぎらせ、祭の夜に姿を消した! これは、血の惨劇か!? 一夜にして街の人間すべてがヴァンパイアの眷属に!? と思ったら、なんという平和的決着! いや、こうなるだろうとは思ってたから、むしろ一安心です。で、メイベル。驚いた。めちゃくちゃ可愛いなあ。メイベル大好きです。もちろんカミラも好きです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第7巻第2号(2010年2月号)

引用

  • 中平凱「フィギュ☆モ」,『まんがタイムきららMAX』第7巻第2号(2010年2月号),29頁。

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