『まんがタイムオリジナル』2010年2月号、発売です。表紙は、『ラディカル・ホスピタル』から山下榊ペア。ハリセンを手に、どつき漫才している。さすが山下姐さん、どえらいお似合いで、これ、かつみ・さゆりがモデルなんでしょうね。榊が手にしている花、糸が山下左頭に伸びてます。山下榊以外にもお笑い芸能を描いたカットがありまして、『らいか・デイズ』は太神楽、『ひよりすと』は落語、『アサヒ!』はライオンの太郎を相手に猿回し? やってます。ライオン回しなのかな? ある意味、これも獅子舞ですね。噛まれたくないけど。
『マチルダ! — 異文化交流記』、マチルダがクラスの皆に紹介されまして、あやの友人、真菜と沙織も登場です。真菜、ドール好き。沙織、眼鏡。真菜のキャラクター造形、切り揃えられた前髪と、ゆるくウェーブのかかった髪。ちょっといいなと思ってしまいました。すまぬ、眼鏡。マチルダのあやに対する失礼はとどまるところを知らず、けれど真菜あたりは、マチルダに対抗できそうな人材と思えて、ちょっと楽しそう。本格的に話が展開されるのを、心待ちにしてしまいます。
『恋は地獄車』。やっぱりめちゃくちゃ面白い。しかし、後藤さん、モテ子に恨みでもあるんでしょうか。辛辣に辛辣を上塗りする彼の態度、素晴しい。しかもその辛辣さ、モテ子、女に対してだけじゃなく、男に対しても発揮されて、非常にいいキャラクターであると思います。モテ子はるなちゃんのようなタイプは私も嫌いです。
ところで、ヒロイン万里子のヒモ。彼見ていて思うのだけど、ああやって立場を確保し、養われることに躊躇がないというところ。才能なんだろうなと思います。私は無理だなって。なんか悪いなって思っちゃうんですよね。
そして社内でウワサになったという滝くんの告白。あれ面白おかしく流布したの、絶対はるなだと思う。なので、こういうお嬢さんは好かんのです。
『ふたりぽっぽ』はお家での風景。身を挺してくるを守るこばと。なんという素晴しさでありましょうか。で、猫の豆ぞー。めちゃくちゃ可愛い。豆ぞーと遊ぶこばたんも可愛い。ただ可愛いだけの子らではないけど、でもやっぱり可愛いと思ってしまう。くるだって、ちょっとやりすぎるだけで、可愛い娘だものなあ。でも、やっぱり可愛いだけではない漫画であります。
『アトリエZOOへようこそ!』、面白いです。漫画家という職業は、周囲から見るとなんだかわからなくて、怪しまれることも珍しくないとか、ほかからも聞いたことのある話です。しかし、今回は漫画家というよりも、長崎がテーマといったような風。あの、長崎言葉でまくしたてるところ、ちょっと好きになりそう。いいよね、方言って! 方言、大好きです。今の職場で仲良くしてもらっている人が長崎の離島出身らしいのですが、カステラはもう一生分食べたっていってました。長崎といっても一様ではないと思いますが、今度、ミルクセーキについて聞いてみよう。地方地域の特色豊かである、そんな話は好きだから、長崎という土地への愛が感じられる今回の『アトリエZOO』、すごく面白かったです。
『そこぬけRPG』、きっとカナさんの藤崎さんへのあの台詞、首やら鎖骨やらっていうの、新刊の内容なんでしょうね。ちょっとどきどきしますね。やっぱりこの人は可愛い人だと思います。
『今日から寺バイト』。蕎麦が食べたくなりました。百人前を食べろという正月、夢のようじゃないですか。天国ですか? しかし、奥さんが可愛いといってますけど、いっつもいってますけど、お母さんも可愛いですね。天国ですか? といったわけで、私の煩悩も鐘の音で祓わないといけないようですね。
『開運貴婦人マダム・パープル』、庄部さんがやばい! しかし、姉妹に占い師がいるだけあって、庄部さんの母もなかなかに豪気ですね。息子の妻が人形でもいいのか。ほんと、庄部さんがやばいです。
『うわさのユーレイちゃん』、ゲストです。なんだか可愛い幽霊の女の子、ユーレイちゃんがヒロインです。素朴な絵柄。親しみ感じさせる雰囲気に、ほのぼのとした内容がマッチして、面白かったです。彼女のことが見えるのは先生だけ? ユーレイちゃんにも、普通の生徒のように接する先生、その関係がとてもよかったです。
- 『まんがタイムオリジナル』第29巻第2号(2010年2月号)
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